第八話http://warpworld.diarynote.jp/201212260247451440/

用語集随時更新 http://warpworld.diarynote.jp/201301152037517743/


最終話 『終幕!?打ち破れ最強呪文!!』の巻

月、静かの海

prrrrrrr

謎のメリケン「こちらワープワールド教団月面支部、支部長アームストロンガー」

ブラッディボルト「こちらワープワールド教団< censored >所属ブラッディボルトだ」

アームストロンガー「久しぶりだな。ここに連絡を入れたということは・・・」

ブラッディボルト「ぶるぁぁ・・・そうだ。『最後の剣』の封印を解く」

アームストロンガー「・・・いいのか?」

ブラッディボルト「大丈夫だぁ・・・もうあの悲劇は起こさん。俺を、いや、剣と刃を信じろぅ」

アームストロンガー「戦争が生んだブレードチルドレンが世界を救う・・・皮肉な話だ。いいだろう。もう一度賭けてみようじゃないか」

ブラッディボルト「感謝する」(ツーツーツー)

アームストロンガー「タンデムミラーエンジン点火!!レールカタパルトの準備をしろ!!『剣』を射出する!!目標は魔血堕市!!変わるぞ・・・新しい時代だ!!」



ここは輪廻が巡る街、魔血堕市


ミス・ゆるふわ「はああああああああああ!!!」

剣「ミス・ゆるふわの放つギャザリングソウルを《歪んだ世界/Warp World(RAV)》Foil4枚の光が反射を繰り返して増幅することで空間が歪んでいくっ!!」

刃「これが最強のソーサリースペル・・・カードパワーが現実にまで影響するなんて・・・昼間なのに分厚い雲が立ち込めてやがる・・・」

ミス・ゆるふわ「見えたああああああ!!!」

ミス・ワンランドキープ「あれが・・・ラヴニカ・・・」

ミス・ゆるふわ「また会えましたねラヴニカ!!さぁ!!ローテーションを始めましょう!!《歪んだ世界/Warp World》の再録ですの!!!」

ブラッディボルト「畜生ぅ・・間に合ええええ!!」

分厚い雲を突き破る謎の流弾。

刃「来たっ・・・(パシッ)!!リンガリングブレード。特殊フォーマット空間限定解除・・・フォーマットチェンジ・・・カードプール定義コード『モダン』!!」

ミス・ワンランドキープ「リンガリングブレードの《穿孔の刃/Trepanation Blade》と《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》が姿を変えていく!?」

ブラッディボルト「リンガリングブレードは本来モダンのデッキだぁ。あのカードは環境に対応させるために作られた偽りの剣に過ぎん。ブレードシリーズのプロトタイプである二本のカードが危険過ぎて封印されていたのだぁ」

刃「これが俺の真の剣-ブレード-《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》と《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》!!!行くぞ剣いいいいい!!!」

剣「ああ!!パラダイスブレード!!再構築-リエディット-モード・・・!!」

剣&刃「合体!!!」ゴゴゴゴゴ



ギアナ高知県

幸子デラックス「肉体と精神を結び『完全』を表すハルワタートの剣《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》。饗宴と飢餓を経て『創造』を表すスプンタ・マンユの剣《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》。戦争と平和を繰り返し『善き統治』を表すフシャスラ・ワルヤの剣《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》。」

少女「さんぼんつるぎのお話?」

幸子デラックス「実は剣はもう二本あったのさ」

少女「全部で五本ってこと?」

幸子デラックス「そうさね。光と影で『不死』を表すアムルタートの剣《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》。文明を火と氷で導き『宇宙を正しく秩序づける正義』を表すアシャ・ワヒシュタの剣《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》。これら5つが合わさった時剣の力は真の意味で完成するのさ」

少女「真の完成?」

幸子デラックス「ああ、真の完成。それは―――」



ミス・ワンランドキープ「パラダイスブレードとリンガリングブレード、剣と刃の力が合わさっていくっっ・・・」

ブラッディボルト「剣-ブレード-が本来の姿を取り戻したぁ・・・陰と陽。2つの力が合わさった真の完成。全てを無に還す剣・・・」

剣「Give me a break.Beyond human knowledge a word 『GENESIC』。これが『究極の破壊』を司る真のパラダイスブレード・・・『ジェネシック・パラダイスブレード』!!ミス・ゆるふわ!!お前の好きにはさせん!!!」

ミス・ワンランドキープ「(あの二人が合体・・・本が薄くなるわぁ・・・)」

ミス・ゆるふわ「それがどうしたって言うんですの!!!既に次元の扉は開いた!!もう止まらない!!そんなデッキぶっ潰して上げますの!!!!」

ブラッディボルト「刃!!これを使え!!」

刃「このデッキは・・・!?ギャザリングインフィニティの『法務官の相談バーン』!?」

ブラッディボルト「こんなこともあろうかと復元しておいた・・・今のお前なら扱えるはずだぁ!!やっちまええええええい!!」

剣&刃「よっしゃああああああああああ!!!」

剣&刃 vs ミス・ゆるふわ(ライフ30)


ミス・ゆるふわ「何本剣を突っ込もうが早さの前では全て無意味!!森セットから《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》プレイ!!」

ブラッディボルト「そうだぁ・・・剣を装備して殴るのは3ターン目・・・3ターンあったらワープワールドが唱えられてしまうぅ・・」

刃「させるかああああああああ!!!!《四肢切断/Dismember》!!!」

ミス・ゆるふわ「なっ!!!《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》がっ!!」

ミス・ワンランドキープ「そうか!除去の塊である法務官の相談バーンならマナクリーチャーを焼き払って展開を遅くできる!!でもそんなボロボロの身体で《四肢切断/Dismember》なんて撃ったら刃の身体がっ・・・」

ミス・ゆるふわ「小癪な真似をおおおおお!!」

刃「ぐううううううっ・・・時間は・・・稼いだぜ・・・後は・・・任せた・・・」(ガクッ)

ブラッディボルト「刃はあの戦場に立っているだけで精一杯だ・・・剣に賭けるしか人類に未来は無いぃ・・・」

剣「勝負だ・・・ミス・ゆるふわ・・・いや・・・親父!!」

ミス・ワンランドキープ「親父!?」

ブラッディボルト「ああ、ミス・ゆるふわはブレードチルドレンの研究の第一人者。ブレードチルドレンは全てミス・ゆるふわの遺伝子を継承しているのだぁ」

ミス・ワンランドキープ「(父親があんな幼女の外見になってたらそりゃあ躊躇無く倒しにいけるわぁ・・・)」

ミス・ゆるふわ「過去の名前は捨てた・・・今のわたくしはミス・ゆるふわ。マナクリーチャーが無くたってええええ!!マナ加速は出来るんですのおおお!!!」

ブラッディボルト「ウッドエルフと血編み髪のエルフでマナ加速を!!マズイ!!」

剣「それがどうしたあああああああああああああ!!!\mode..Fire and Ice...attachment!/パラダイスブレードオオオオ!!!」

ミス・ゆるふわ「ぐああああっ!!遺産のドルイドがっ!!」ライフ28

剣「まだまだああああああ\mode..Body and Mind...attachment!/パラダイスブレードオオオオ!!!」

ミス・ゆるふわ「ぐうううっ!!《歪んだ世界/Warp World》が3枚も墓地に!!」ライフ22

ミス・ワンランドキープ「効いてるっ!!でもそれでもマナ加速が止まらない!!」

ブラッディボルト「様々な型があるワープワールドの中で最も純粋に『最速で《歪んだ世界/Warp World》での勝利を目指す』ことに特化させたのが奴のデッキだぁ・・・だが純粋故に弱点もシンプル《歪んだ世界/Warp World》さえ唱えさせなければ負けることは無い!」

剣「はあああああああ!!\mode..Light and Shadow...attachment!/パラダイスブレードオオオオ!!!」


ミス・ゆるふわ「ウッド・エルフのチャンプブロックが効かない!!ぐああああっ!!」ライフ12

ブラッディボルト「ここまできたら後はトップデッキ勝負だ!!!」

ミス・ゆるふわ「こんなところで・・・終わるわけにはいかないんですのおおおおお!!!《ナックラヴィー/Nucklavee》をプレイ!!《歪んだ世界/Warp World》を回収!!さらに遺産のドルイドをプレイ!!」

剣「歪んだ世界は落ちた!!もういない!!健全なスタンダード環境を形成するには強すぎたんだ!!再び環境がワープワールドを受け入れられるようになるまで、世界が浄化されるまでワープワールドは眠っていないといけないんだ!!これ以上お前の好きにはさせない!!」

ミス・ゆるふわ「ぐあああああああ!!!まだまだああああああ!!!!」ライフ2

剣&ミス・ゆるふわ「ギャザリングソウル全開!!!!!はああああああああああああああああ!!!!」

ブラッディボルト「ミス・ゆるふわの手札にはワープワールド!!マナは7!!土地を引いたら剣は終わりだ!!」

ミス・ゆるふわ「ドロー!!!!よっしゃあああああああ《森/Forest》いいいいいい!!!終わりですの剣いいいいいい!!!」

剣「・・・!!」

ミス・ゆるふわ「土地5枚と遺産のドルイドとウッドエルフと血編み髪のエルフから8マナをおおおおお!!ウェルカム!!トゥー!!ザ!!ワープワールドおおおおおおお!!!




・・・・・・あれ?遺産のドルイドが墓地に!?」

刃「残念・・・だったな・・・《はらわた撃ち/Gut Shot》を遺産のドルイドに撃った・・・『お前のアップキープ』に・・・なっ・・・・!」バタン

ミス・ゆるふわ「な、なんだってええええええええええええ!!!!」

刃「遺産のドルイドがいなければ5マナしか出せない・・・!!いっけええええええ剣いいいいいい!!!」

剣「お前の野望もこれまでだ!!!ミス・ゆるふわ。『グッドゲーム』だ!!\mode..War and Peace...attachment!/ジェネシックゥゥゥ!!!パラダイスゥゥゥ!!!ブレードオオオオ!!!」

ミス・ゆるふわ「ぐああああああああああああああああああ!!!!!」

ミス・ゆるふわ ライフ 0


ミス・ワンランドキープ「勝った!!!!」

ブラッディボルト「だがぁ・・・ローテーションが止まらんッッ!!」

刃「身体が動かねえ・・・クソっ・・・どうすればっ・・・」

剣「刃。この剣もう少し借りるぞ」

刃「剣!?」

剣「ジェネシック・パラダイスブレードの渾身のパラダイスブレードをあの次元にぶつけてローテーションを阻止する・・・!」

ブラッディボルト「次元を歪める気か!!馬鹿野郎!!そんなことしたらパラダイスブレードもお前も次元に巻き込まれるぞぉ!!」

剣「いいんです。操られていたとはいえ俺はこの手で多くの人を傷つけてしまった。これはせめてもの償いだ・・・」

刃「剣・・・」

剣「大丈夫。然るべき時になったらきっと帰ってくるさ。《極楽鳥/Birds of Paradise》も、剣-ブレード-も、そして《歪んだ世界/Warp World》も。それまで少しだけお別れだ」

ミス・ワンランドキープ「必ず帰ってきなさいよぉ・・・私との決着は・・・まだ一勝一敗でついてないんだからっ・・・グスッ」

剣「刃。最後のお願いだ。これから・・・魔血堕の平和はお前が守ってくれ・・・!!」

刃「・・・嫌だね」

剣「刃?」

刃「俺が正義の味方?冗談じゃねえ!!お前が帰ってくるまでの間だけだ!!さっさと役目果たして戻ってこい!!いつ俺の気が変わるかわからんからな!!」

剣「・・・ああ!!約束だ!!じゃあ・・・行ってくるぜ!!」

刃「必ず帰って来い!!」

剣「うおおおおおおおおお!!!!ジェネシック・パラダイスブレードオオオオオオオ!!!!!」

ミス・ワンランドキープ「ローテーションが始まる!!!」

ブラッディボルト「だがっ、ラヴニカの次元がパラダイスブレードの衝撃で再構築されていくぅ!!」

剣「いっけえええええええええええええ!!!!!!」


ミ ラ デ ィ ン の 傷 跡 ブ ロ ッ ク ス タ ン ダ ー ド 落 ち



数日後

ここは暴力と混沌が支配する街、神奈川県魔血堕市。

刃「これが新しいラヴニカブロック」

ブラッディボルト「ラヴニカブロックがスタンダード入りするのは防げなかったがぁ、次元を再構築したおかげで歪んだ世界は再録されなかった。早すぎたんだ。まだ時代は歪んだ世界に追いついていない。」

刃「一緒に極楽鳥もスタンダード落ちしてしまったがな・・・」

ブラッディボルト「皮裂市のワープワールド教団も壊滅状態でしばらくは動けん」

刃「問題ない。剣が命がけで守った街だ。奴が帰ってくるまで・・・魔血堕の平和は・・・俺が守る!!」



第二部 バトルギャザリンガー刃-YAIBA- 完



剣専用デッキ『ジェネシック・パラダイスブレード』

土地 20
20 森

生物 20
4 極楽鳥
4 ラノワールのエルフ
4 貴族の教主
4 東屋のエルフ
4 アヴァシンの巡礼者

呪文 20
4 戦争と平和の剣
4 肉体と精神の剣
4 饗宴と飢餓の剣
4 火と氷の剣
4 光と影の剣



『究極の破壊』を司る人類が生み出した最強のデッキ。5種20本の剣を操りあらゆるデッキを破壊する。










ヴァチカン四国、ワープワールド教団ヴァチカン支部

ベネディクト「五本の剣の封印が解かれた。破壊と創造は繰り返される。『選択の刻』は近い」

???「・・・もう、同じ過ちは繰り返させない。この私が・・・絶対に・・・!」




ご愛読ありがとうございました!!!


第三部
http://warpworld.diarynote.jp/201302051235531484/
第七話
http://warpworld.diarynote.jp/201211280215216836/

第八話『雌雄決着!?バトルギャザリンガー』の巻



ここは破壊と創造が交じり合う街、魔血堕市

GCCスタッフ「異凍さーん!!会場が壊れそうなんですけど!!この会場核にも耐え切れるって言ったじゃないですか!!」

異凍「お前まーだこのマッチが一般人の戦いだと思ってんのかよー」

王炭「ギャザリングインフィニティが二体戦ってると思え」

GCCスタッフ「えーちょっまじっすか。えげつねぇな・・・」


ミス・ワンランドキープ「念のためブラッディボルトに盗聴器と小型カメラを付けておいて正解だったようね・・・」

ブラッディホルト「刃さんっ!・・・皮裂支部がっ・・・ブラッディボルト様がっ・・・」

刃「そのようだな・・・やはり操られていらんだな剣・・・」

剣「・・・」

刃「会話は無駄か・・・まあいい。行くぞ剣ッ!!!」

剣「かかってこい・・・」


 刃 VS 剣


剣「バッパラから《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》セット・・・\mode...body and mind...attachment!/・・・パラダイスブレード!!」

ブラッディホルト「速いっ・・・」

刃「ぐあああああっ!!」吹き飛んで壁にめり込む

 刃 ライフ 17

刃「ハアッ・・・ハアッ・・・」

ミス・ワンランドキープ「やっぱり・・・!さっきの話が本当なら刃の身体はプラシーボ効果で擬似的に回復しているかのような気配が漂う予感がするだけでボロボロじゃない・・・!」

刃「うるせえっ・・・!!今・・・やるしかねえんだよ!!いくぜ!!リンガリングソウルフラッシュバック!!」

剣「すぐに楽にしてやる・・・パラダイスブレード!!」

刃「(ストロボは使ってこないっ・・・それならっ)ぐっはあああああああ!!」

 刃 ライフ 14

ブラッディホルト「スピリットトークンでブロックしない!?」

ミス・ワンランドキープ「突撃のストロボは欠点としてソーサリータイミングでしか唱えられないため反射神経を研ぎ澄ませればギリギリ使うかどうか見極められるけどどうしてそんな危険なことを・・・そうか!青緑剣のライブラリーを削る能力を利用してっ・・・!でもその前に刃の身体が持つかしら・・・」

刃「いくぜ・・・《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》!!リンガリングブレード!!」\spell count...ruuuuuuuuuuunchaaaant!!/

剣「・・・!!」

 爆風

ブラッディホルト「迷わず極楽鳥でブロックした!?ノーダメージかっ・・・」

ミス・ワンランドキープ「なんて複雑な心理戦なの・・・これが真のバトルギャザリンガーの戦い・・・」


 某巨大掲示板TCG板の最新セット雑談スレ

名無し「始まったか・・・」

名無し「果たしてどちらが勝つか・・・」

名無し「DNという狭いコミュニティからでは生まれない叡智を持つ我々でも展開が読めん」

名無し「有益なアドバイスをやろう。現状ではデッキパワーで勝る剣が圧倒的に有利だが、ギャザリングインフィニティ襲来のような人類存続の危機に立ち向かう為に作られた最強の矛であるパラダイスブレードに対し、リンガリングブレードはパラダイスブレードの使い手が道を誤った時にパラダイスブレードを阻止するために作られた最強の盾、所謂『メタデッキ』だ。」

名無し「長引けばリンガリングブレードの方が有利というわけか」

名無し「どのデッキにも弱点はある。最強のデッキはスタンダードでは存在しない」

名無し「『下の環境』と同じ悲劇は起こしてはならない」

名無し「そのために歪んだ世界をスタン落ちさせたのだ」

山崎渉「これからも山崎を応援して下さいね(^^)」



刃「さっきまでの威勢はどうした剣!!」

剣「遊びは終わりだ・・・二体目のバッパラから《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》セット・・・!」

ブラッディホルト「まずいっ・・・プロ白を持たれたらスピリットトークンでブロックできないっ!」

剣「これで決める・・・!《突撃のストロボ/Assault Strobe》そして・・・\mode...war and peace...attachment!/」

ミス・ワンランドキープ「この一撃で決める気ねぇ・・・どうするの刃・・・」

刃「うおおおおおお来やがれええええ!!!」

剣「はああああああああ!!!!煉獄のおおおおお!!!パラダイスブレードオオオオオ!!!」

刃「はあああああああああああああああ!!!!」

異凍「まずい・・・会場が崩れる!!!」

 凄まじい爆風。崩壊する魔血屍民ホール

王炭「なんてギャザリングソウルだっ・・・数十キロ先にある異瀬破羅市の王山が真っ二つに割れちまった・・・」

GCCスタッフ「・・・」気絶

ミス・ワンランドキープ「刃はっ!?」

瓦礫の下からおもむろに刃が起き上がる。斬撃の起動が刃の目の前で逸れている

刃「フッ・・・残念だったな・・・」

剣「無傷・・・だと・・・!?」

ミス・ワンランドキープ「そうか!!《濃霧/Fog》!!いくら赤白剣でも戦闘ダメージを軽減されたら発動しないわぁ!!」

王炭「突撃ストロボはソーサリーだからインスタントの《濃霧/Fog》の後出しで対応できる・・・これがパラダイスブレードの弱点か・・・」

異凍「しかも極楽鳥はアタックしているから飛行を持つスピリットトークンをブロックできる生物は居ないっ!」

刃「うおおおおおおおお!!!《穿孔の刃/Trepanation Blade》を装備!!さあ!!墓地を!!数える!!時間だああああああああ!!!」

ミス・ワンランドキープ「剣の高過ぎるギャザリングソウルを利用した攻撃!!土地なんて引くわけがない!!これならっ!!」

剣「刃あああああああああ!!!!」

刃「剣いいいいいいいいい!!!!」


 剣 ライフ 0


ブラッディホルト「勝っ・・た・・・?」

ミス・ワンランドキープ「まさか本当に剣を倒しちゃうとはねぇ・・・」

 ボロッ

崩れ落ちるデッキ

刃「俺のリンガリングブレードが・・・だが、約束は果たしたぞ・・・剣・・・」

 空間が歪む

ミス・ゆるふわ「ご苦労様です」

刃「!?」

ミス・ゆるふわ「あなたと剣が注目を集めて潰し合ってくれたおかげでスムーズに目的を果たすことができそうです。多少邪魔は入りましたけど」ドサッ

ブラッディボルト「・・・」

ブラッディホルト「ブラッディボルト様!!なんて酷い怪我・・・」

ミス・ゆるふわ「わたくしのことを邪魔するからこうなるのです」

ミス・ワンランドキープ「ミサイルを片手で止めるブラッディボルトがこんなヤムチャみたいになるなんてっ・・・これが《歪んだ世界/Warp World》の力だと言うの・・・?」

刃「ちょっと待て・・・目的?お前の目的は歪んだ世界のFoilを手に入れることじゃないのか!?」

ミス・ゆるふわ「それはあくまでわたくしの力を完全にするための過程ですの。ギャザリングソウル・・・解放!!!」ゴゴゴゴゴ

ミス・ワンランドキープ「な、なんてギャザリングソウルなのっ!?ギャザリングインフィニティクラス・・・いや、それ以上!!」


 ヴァチカン四国、ワープワールド教団ヴァチカン支部

修道士A「ミス・ゆるふわを名乗る者が魔血堕屍民ホールに出現しました!」

修道士B「気象衛星BUST-72からの情報入りました!!魔血堕の気圧が凄まじいスピードで上がっています!!こんなの・・・見たこと無い・・・」

ベネディクト「悪魔め・・・歪んだ世界のカードパワーとGCC会場に集まる『龍脈』を利用する気ですかッ・・・」

修道士C「何が始まるんです?」

ベネディクト「時代変革-ローテーション-だ」



ミス・ゆるふわ「はあああああああああああああああ!!!!」

ブラッディボルト「あ、あいつは・・・ここでローテーションを起こす気だぁ・・・ぐはっ」

ミス・ワンランドキープ「生きていたのねぇ」

ブラッディボルト「ただの致命傷だ・・・大したこと無い・・・」

剣「うぅっ・・・」

ミス・ワンランドキープ「剣!!」

剣「やっと解放されたようだな・・・みんな・・・すまない・・・」

ブラッディボルト「負けたショックと、ミス・ゆるふわがローテーションにエネルギーを使っているおかげで洗脳が解けたようだなぁ」

剣「そのようです。ぼんやりとした記憶しか無いですが・・・俺は・・・取り返しの付かないことをしてしまったようだ・・・」

ミス・ゆるふわ「どうやら洗脳が解けたようですね!!!ですがもう手遅れ!!!間もなく次元の扉が開く!!!見える!!!ラヴニカの次元が見える!!!」

ブラッディボルト「そうかっ・・・奴の狙いはっ・・・」

ミス・ゆるふわ「その通り!!わたくしの目的は《歪んだ世界/Warp World》の再録!!ラヴニカブロックをもう一度スタンダード入りさせることでこの最高のカードを再録させますの!!!」

ミス・ワンランドキープ「そんなことしたらスタンダードがワープワールドだけになってしまうわぁ!!」

ブラッディボルト「確かにワープワールド教団の目的は歪んだ世界の再録だが・・・その行為は世界を危険に落としかねん!世界平和を守るワープワールド教団の思想にはあまりにも危険!!」

異凍「ウィザーズが環境の多様化をするべく命がけで歪んだ世界をローテーション落ちにしたというのになんてことすんだよ!!」

ミス・ゆるふわ「そんな甘っちょろいこと言ってるからいつまでたっても歪んだ世界が再録しないんですの!!!環境がワープワールド一色で結構!!素晴らしい世界じゃないですか!!!」

刃「その頑固なところ・・・息子にそっくりだな・・・」

剣「・・・」

刃「剣!お目覚めのとこ悪いが・・・手ェ貸せ」

剣「奇遇だな・・・俺も同じ事を考えていた。だが・・・すまない・・・先ほどの戦いでデッキの一部が粒子分解されてしまったようだ・・・」

刃「そういう時はな・・・ブラッディボルト!」

ブラッディボルト「何だ?」

刃「奴が使っているのはモダンのデッキだ。俺の本当の『剣』を使わせてもらう・・・」

ブラッディボルト「な!?あの剣は危険すぎて封印して・・・」

刃「うるせえ!!今より危険な状況があんのかよ!!!」

ブラッディボルト「ククク・・・言うじゃねえかぁ・・・いいだろう」

ミス・ゆるふわ「もう遅いですの!!!世界は!!!歪むためにある!!!」

刃「あいにく俺のデッキも半分近く使い物にならねえ」

剣「なら方法は一つしか無いな」

刃「ああ、行くぞ!!!世界をあいつの思い通りにはさせねえ!!!」

剣&刃「合体だ!!!!」


 To Be Continued...


 次回予告

剣を倒し洗脳を解いた刃!しかし遂に明かされたミス・ゆるふわの真の目的はローテーションを自ら起こすというとんでもないものだった。健全なスタン環境を守るため、全人類の命運は二人の手に託された!今、人類の歴史を賭けた戦いが始まる!!次回、バトルギャザリンガー刃最終話『終幕!?打ち破れ最強呪文!!』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!

続き
http://warpworld.diarynote.jp/201301240301159517/
第六話
http://warpworld.diarynote.jp/201209280314208350/

第七話『最強!?ワープワールド頂上決戦!!』の巻

ヴァチカン四国、ワープワールド教団ヴァチカン支部

祈りを捧げる少女「リア充爆発しろっ・・・リア充爆発しろっ・・・リア充爆発しろっ・・・リア充b――この感じは!?」

修道士A「風が止んだ・・・2つの大きな力・・・ワープワールド使い同士が戦っている・・・片方はブラッディボルトね。もう片方は・・・えっ?」

修道士B「まさか・・・しかし彼は死んだ筈では!?」

ワープワールド教団バチカン支部長ベネディクト「この禍々しいギャザリングソウルは間違いなく彼です。生きていたのですね・・・時に、南極大陸で発見された『例のカード』は今どちらに保管されていますか?」

修道士C「皮裂支部です」

ベネディクト「となるとやはり狙いは・・・おお神よ・・・あのカードが彼の手に渡ったら世界は・・・」



皮裂市某所、ワープワールド教団地下実験施設。


ブラッディボルト「その昔、まだワープワールドがメタ外にいた頃の話だぁ。ある人物が創りだしたワープワールドはこれまでのワープワールドの常識を覆すものだった」

ミス・ゆるふわ「・・・」

ブラッディボルト「連続でワープワールドを唱える特性上召喚酔いに影響されるマナクリーチャーはワープワールドには適さない。しかしその人物はその常識を《遺産のドルイド》でもって覆し、マナクリーチャーによる最速のマナ加速力を持つ最強のワープワールドを創りだした。彼は一瞬にしてエクテン・モダン・レガシー・ヴィンテージのメタをワープワールド一色に染め上げ、スタンダードからワープワールドを『スタンダード落ち』でもって駆逐させざるを得ない状況にまでしたワープワールド教団の創始者メンバーの1人だ」

ミス・ゆるふわ「・・・」

ブラッディボルト「その人物はある日突如姿を消した。混乱を避けるため死んだことになっているがなぁ。しかもただ姿を消しただけじゃないぃ。教団に保管されていた3枚の《歪んだ世界/Warp World(RAV)》Foilを強奪して、だ・・・」

ミス・ゆるふわ「・・・」

ブラッディボルト「そいつは周りの人間に幻覚を見せる能力を持っていた・・・『その姿』は偽物なんだろう?」

ミス・ゆるふわ「・・・そこまでバレていましたか。仕方ありませんね」(ゴゴゴゴゴ)

ブラッディボルト「かつての英雄が暗黒面-フォイラー-に堕ちたか・・・貴様はここで倒す!!」

ミス・ゆるふわ「幻覚っていうのはちょっと語弊があります。わたくしの能力はFoilカードの光の屈折を利用し相手のシナプス(神経細胞)に干渉!!相手を操ることができますの!!あとカードが光ってカッコいい!!」

ブラッディボルト「その能力で自身の姿を変えたように見せかけ、剣を操り、刃の傷をプラシーボ効果で癒したのか・・・!!なんて恐ろしい能力だ・・・!!」

ミス・ゆるふわ「教団が最後の歪んだ世界Foilの場所を特定したのはわかっていましたが、流石に1人で教団に立ち向かうのは危険でしたからね。ブレードチルドレンの生き残りである剣を利用することにしましたの」

ブラッディボルト「なん・・・だと・・・?」

ミス・ゆるふわ「いくらわたくしでも強力なギャザリングソウルを持つ剣をそのまま操るのは不可能。なのでギャザリングインフィニティと戦った後の消耗しきった剣を操ることにしましたの。そうやって剣を使って魔血堕を襲わせ、もう一人の脅威である刃と教団、そしてGCCの注意を引くというわけですの」

ブラッディボルト「外道があああああああああああ!!許せん!!貴様はここで絶対に倒す!!」

ミス・ゆるふわ「・・・何を言ってますの?あなたもう負けてますのよ?」

ブラッディボルト「・・・なんだってぇ?まだ3ターン(1秒)しか・・・」

ミス・ゆるふわ「もう忘れたんですか?3ターンあればわたくしの『親和エルフ型ワープワールド』は人を殺せますの。わたくしがこうやって色々話したのは何故かわかりますか?すでにあなたは死んでいる-もうコンボが決まっていた-からです。」

ブラッディボルト「いつの間にオブニクシリスと土地が・・・ぶるぁぁ・・・これが『タキサイキア現象』(※死ぬ間際に時間がゆっくりに感じる現象)ってやつか・・・流石は神速のワープワールド使い・・・すまねえ刃・・・剣・・・後は任せt・・・」

ミス・ゆるふわ「フフフ・・・最後の歪んだ世界Foilいっただっきまあああああす!!!」


ブラッディボルト ライフ 0


教団員A「今・・・何が起こった・・・?」

教団員B「「シャッフル音が聞こえるより先に勝負が終わっている・・・だと・・・?」

教団員C「3ターン目ワープワールド・・・そんなことがあり得るというのか・・・?」

教団員D「ブラッディボルトさんのケッシグ型ワープワールドが負けるなんて・・・」

ミス・ゆるふわ「ワープワールド使いが2ターン目からマナ加速していたんじゃ日が暮れてしまいますの。早さが足りn――」


謎の衝撃が空間を抉り取る


教団員幹部A「そこまでだ!!」

教団員幹部B「そのワープワールド・・・やはりあなたは・・・だがこうなった以上生きて帰すわけにはいきません!!」

教団員幹部C「なんでこんなことを・・・覚悟!!」


ミス・ゆるふわ「引きなさい」

教団員幹部A「!?」

ミス・ゆるふわ「教団員ならわかるでしょう。ワープワールドの同型対決は『先にワープワールドを撃てるデッキが有利』と」

教団員幹部B「知っています・・・全部あなたに教わったことだ・・・だが一緒にこれも習いました!!」

教団員幹部C「何度カウンターでも!!どんなハンデスだって!!負けないでTRY AGAIN!!立ち上がるSTREET!!」

教団員幹部ABC「ワープワールド教団は逃げない!!!!」

ミス・ゆるふわ「いいでしょう。手に入れたこのカードを試すにはちょうどいいですの」

教団員幹部A「俺のトロン型ワープワールドで!!」

教団員幹部B「俺のエンチャントレス型ワープワールドで!!」

教団員幹部C「俺のナヤビート型ワープワールドで!!」

教団員幹部ABC「ウェルカムトゥーザワープワールd」

ミス・ゆるふわ「もう終わっていますの」

教団員幹部ABC「えっ・・・かはっ・・・」バタッ

ミス・ゆるふわ「やはり早さが足りない」

 ワ ー プ ワ ー ル ド 教 団 皮 裂 支 部 壊 滅



ここは祈りを失った街、魔血堕市GCC会場。

謎のOL「私はモノクロ弾蜜。私の《心なき召喚/Heartless Summoning》親和がお相手しましょう・・・」

謎の最古の木造建築「俺の名はメタリック法隆寺!!俺の《境界なき領土/Boundless Realms》ビッグマナで貴様を倒す!!」

ミニスカレスラー「もうお前は英雄などではない!!ただの破壊神だ!!」

デス柳徹子「数の暴力でも構いません・・・恵まれない子どもたちの為にも彼はここで倒さなくては・・・!」

キュアカイシャイン「おうち帰りたい#日本もう帰りたい協会」

剣「次が控えているんだ・・・一撃で決めさせてもらう。煉獄の・・・パラダイスブレード・・・」

MTGプレイヤー1587人「ぎゃああああああああああ!!!」

剣「ルール適用度は”致命傷(いっぱん)”だったな。”即死(きょうぎ)”の方が楽に逝けたかもな・・・さぁ、決着をつけようか・・・」

刃「剣。お前はここで俺が止める」


剣「ギャザリングソウル」


刃「解放」


To Be Continued...


謎の金髪碧眼幼女ミス・ゆるふわの正体はかつてのワープワールド教団の英雄だった!操られた剣、ブラッディボルトが敗れた今最後の希望は刃しかいない・・・!四枚の歪んだ世界Foilを手に入れ完全体と化したミス・ゆるふわを止めることはできるのか!?そして剣との戦いの行方は!?次回、バトルギャザリンガー刃第八話『バトルギャザリンガー』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!

続き
http://warpworld.diarynote.jp/201212260247451440/



ミス・ゆるふわ専用デッキ『ワープ“スピード”ワールド』

土地 24
24 適当な土地

生物 32
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf》
3 《遺産のドルイド/Heritage Druid》
4 《ウッド・エルフ/Wood Elves》
4 《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
4 《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
2 《ナックラヴィー/Nucklavee》
3 《堕ちたる者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Fallen》

呪文 4
4 《歪んだ世界/Warp World》



マナ加速にマナクリーチャーを使用した史上最速のワープワールド。ワープスピードで8マナに到達し相手が死ぬまで上陸し続けろ。
冨樫してるわけじゃないですよ!!

ガチで仕事が忙しくて平日帰って寝る生活してるから書く暇が本当に無いだけですよ!!

マジで世の中のリア充ども秋に結婚式やりすぎなんだよ!!夏にやれよ!!6月にやれよ!!クソジメジメした中でジューンブライド()してろよ!!

ストーリーは最後まで考えてるので仕事が落ち着いたら随時書きます。何か今年のクリスマスよく見たら三連休+祝日だけど落ち着いたら続き書きます(遠い目)。それまでにはきっとラッチ大先生が剣の方完結させて原作に追い付く勢いになってるでしょう。

需要あるか知らないけどな!!
第五話
http://warpworld.diarynote.jp/201209210347164355/

第六話『決戦!!深淵の闇GCC!!』の巻


20XX年。第一次魔血堕戦争。

数年に及ぶ魔血堕市の領有権を主張する凍狂都と神無側県の戦いも終盤に来ていた。戦争とは即ち物資の削り合い。資源豊富な万能県「血刃県」からの補給を得ることができる凍狂湾を占領しボードアドバンテージを得たものがこの戦争を制すると両国は判断した。


魔血堕上空

剣「ハァッ・・・ハァッ・・・大丈夫か・・・?」

刃「ただのスティンガーをまともに食らっただけだ・・・かすり傷だ。気にするほどのものじゃねぇ・・・」

剣「そうか・・・」

刃「それより・・・次の作戦が成功したらこの戦争は終わるらしい」

剣「だといいな・・・なぁ知ってるか?戦争のせいで魔血堕は今無法地帯らしい・・・4ドラが横行し思考低下によるコピーデッキ患者だらけになってしまっているそうだ・・・人々は大丈夫だろうか」

刃「戦争なんだ。どこだってそんなもんだろう。他人より自分の心配をしたらどうだ」

剣「所詮俺たちは戦争のために生み出された存在だ・・・この戦争が終わったら・・・俺は魔血堕の平和を守るためにこの命を使いたい・・・」

刃「勝手にしろ・・・」

剣「だから、もしも俺の身に何かがあって悪に染まるようなことがあれば刃、お前が俺を止めてくれ・・・」

パイロット「もうすぐ目的地に付きます!!!早速ロックオンされてます!!準備を!!!」

刃「いいぜ剣!!この戦争を生き残れたらそれくらい叶えてやんよ!!俺が平穏に暮らせない世界を作れなかったその時はお前をぶっ倒してやるぜ!!いくぜ!!3!!2!!1!!」

パイロット「カタパルト射出!!」

刃&剣「ギャザリングソウル解放!!!!」


凍狂都軍原子力空母『明美』


凍狂都兵「敵機接近!!ラプター1機です!!」

司令官「ありったけの迎撃ミサイルを撃て!!1機だからと油断するな!!嫌な予感がするっ・・・!!」

凍狂都兵「マーベリック発射!!!・・・・・命中しましt・・・あれ?」


刃「一機の戦闘機にミサイルドカドカ撃ちやがって・・・」

剣「だが刃の《濃霧/Fog》の前では何もかも無意味だな・・・」


司令官「やはりMTGプレイヤーかっ・・・!!怯むな!!海に落ちた瞬間にありったけのミサイルを撃ちこめ!!!!」


剣「パラダイスブレード・・・\mode...war and peace...attachment!/」


凍狂都兵「海を割って衝撃波でミサイルを撃ち落とした!?!?」

司令官「こいつらっ・・・噂に聞くブレード・チルドレンかっ・・・!!」


刃「船底ががら空きだぜええええええええ!!!リンガリングブレードオオオオオオ!!!」

司令官「バカな!!凍狂都が誇る最新鋭の空母がたった二人のMTGプレイヤーに!?!?こいつらっ・・・例の生物兵器・・・『ブレード・チルドレン』」


数日後。凍狂都の降伏により魔血堕市は正式に神無側県のものとなった。しかし戦争を終わらせた二人のMTGプレイヤーの名前は闇に葬られた。



ここは社会の闇が染み込んだ街、魔血堕市。


ブラッディホルト「ここが『魔血堕屍民ホール』だ」

刃「ここが・・・GCC会場・・・」

 『 G C C 』 (どーん!)

GCCとは『G enesis C razy C atastrophe』の略である。地上最強の生物を決めるべく開かれるコンクラーヴェであり、秘密裏に行われる賭博では毎回小国の国家予算クラスの金が取引されている。謎の組織である「ジャッジ(フリーメーソンと呼ぶ者達もいる)」の一員である異凍・王炭の二人が管理し、「世界で最も安全であり危険な場所」との噂も名高い会場「魔血堕屍民ホール」は無法地帯である魔血堕市の中で唯一国家から治外法権を認められた場所であり、最大の特徴は莫大な予算をつぎ込んだ耐衝撃性である。その強靭さは500メガトン級の核爆弾に耐えると言われている。もちろん外部からの衝撃ではない。 内部からの衝撃を想定されて設計されている。

ブラッディホルト「気をつけろ・・・ここにいる連中は超次元ギャザリンガーや高レベルのギャザリングソウルを持つ奴らばかりだ・・・」

ミス・ワンランドキープ「『呪いバーンデッキ』のミニスカレスラー、『黒単賛美デッキ』の闇柳デス子、『5CM(ファイブカラーマイア)』のキュアカイシャインまでいるじゃない・・・一致団結すれば世界を滅ぼせるわねぇ・・・血が騒ぐわぁ」

ブラッディホルト「始まるぞ・・・」

異凍「今日のGCCは参加者1589人、ルール適用度”致命傷(いっぱん)”。スイスドローによr――」

剣「スイスドローはいらない」

異凍「!?」

刃「剣・・・」

剣「全員かかってこい・・・『一回戦』だ」

モブA「上等だてめえ!!」

モブB「地球を救ったくらいで調子乗りやがって!!ぶっ殺してやる!!」

モブC「全員でかかればてめえなんかああああああああ」

刃「Byeだった・・・」


剣 VS MTGプレイヤー1587人



皮裂市某所、ワープワールド教団地下実験施設


教団員「ん・・・?そこにいるのは誰だ!!あれ?あなたはもしかしtぐあああああああああ!!」

謎の金髪碧眼幼女「ちょっと一生分眠ってもらいますわ・・・今のうちに・・・」

(ゴゴゴ)

謎の金髪碧眼幼女「このオーラは・・・どうやら始まったようですの」

謎の金髪碧眼幼女「この部屋ですね。ロックは既に解除して・・・あれ?」

???「お探しのものはぁ・・・このカードかぁ??ぶるああああああああ!!!」

謎の金髪碧眼「ブラッディボルト!?!?何故あなたがここに!?確かに刃と一緒にGCCに行ったはずでは!?」

ブラッディボルト「何勘違いしてやがるぅ??俺はここにいるぜぇ?」

謎の金髪碧眼幼女「まさか・・・影武者!?」



ブラッディホルト「(・・・始まったようですね。頼みますブラッディ『ボ』ルト)様・・・!!」


謎の金髪碧眼幼女「やりますの・・・流石ワープワールド教団随一の使い手・・・」

ブラッディボルト「剣をああしたのはてめぇか・・・このカードを手に入れる為に・・・!!」

謎の金髪碧眼幼女「その通り・・・流石にわたくしでも複数の実力者を相手にするのはきついですので」

ブラッディボルト「姿を変えても内に秘めたギャザリングソウルは隠せねえぜぇ・・・気付くのにちょいと時間がかかったがな・・・元ワープワールド教団皮裂支部長ぅぅ!!」

謎の金髪碧眼幼女「そんなもの過去の名前・・・わたくしの名前はミス・ゆるふわ!!南極より発見された《歪んだ世界/Warp World(RAV)》Foilは渡してもらいますわ!!!!」

ブラッディボルト「やはり『フォイラー』だったか・・・!!このカードを悪用したら地球がどうなるとおもってんだぶるあああああああ!!!」

ミス・ゆるふわ「特殊フォーマット空間限定解除・・・フォーマットチェンジ・・・カードプール定義コード『モダン』!!」

ブラッディボルト「教団員に告ぐぅぅ!!死にたくなけりゃ今すぐ研究所から退避しろ!!!エターナル環境のギャザリングを開始するぞおおおおおお!!!」

ブラッディボルト&ミス・ゆるふわ「ウェルカム・トゥー・ザ・ワープワールド!!!!」



ブラッディボルト VS ミス・ゆるふわ


To Be Continued...


次回予告

遂に解き明かされた剣と刃の過去!!そして人類最強のトーナメントGCCは最初から大波乱!!剣と刃の最終決戦が始まろうとしていた!!そして元ワープワールド教団という謎の金髪碧眼幼女ミス・ゆるふわの正体とは!?魔血堕と皮裂で巨大なギャザリングソウルがぶつかり合う時、物語は終焉へと向かう!!次回、バトルギャザリンガー刃第七話『最強!?ワープワールド頂上決戦!!』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!

続き
http://warpworld.diarynote.jp/201211280215216836/
第四話
http://warpworld.diarynote.jp/201209200254596823/


第五話『対峙!?ブレード vs ブレード!!』の巻 後編


~前回のあらすじ~

剣がしれっとデッキをいじってたのだ。


ス テ ロ イ ド (どーん!)

Strike To Enemy Rorikyonyuuno Onnanokoni Itsudatte Dokidoki の略である。

ステロイド(Steroid)とは赤と緑の色を駆使して戦う古の最強ビートダウンデッキである。「シンプル・イズ・ビースト」と言われるほど行動が単調であるが故に己のギャザリングソウルの高さが実力に如実に現れる超上級デッキである。  出典:『ゆるふわ系女子高生と構築する現代ステロイド講座』松音メグ著


剣「《根縛りの岩山/Rootbound Crag》をプレイ・・・」ゴゴゴゴゴゴ

ブラッディボルト「剣のやつぅ・・・いつの間にパラダイスブレードをあんな超上級デッキにぃ・・・!!」

刃「なんて禍々しいギャザリングソウル・・・だがっ・・・なんなんだこの違和感はっ・・・!!」

刃「ステロイドだろうと正面からぶった切る!!先手必勝だ!!リンガリングブレードオオオオオオ!!」

攻撃をモロに受け剣の身体がコンクリートにめり込む。

剣「グフッ・・・どうした・・・それで終わりか・・・?」

刃「(流石に墓地が超えていない状態では一撃では倒せないか・・・だがそれは青緑剣しか出していないあちらも同じ・・・先に殴っている分こちらが有利の筈ッ・・・だが何だこの不安はッ・・・)」

剣「俺を一撃で葬らなかったことを後悔するがいいっ・・・くらえ・・・《突撃のストロボ/Assault Strobe》!!!」

刃「な・・・なんだと!?!?」


突撃のストロボ/Assault Strobe

ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで二段攻撃を得る。(それは先制攻撃の戦闘ダメージと通常の戦闘ダメージの両方を与える。)


ブラッディボルト「こいつっ・・・赤のスペルで超大な破壊力を持つパラダイスブレードの攻撃力をさらに倍にしやがった・・・!」

剣「これが赤の力を得て進化した『煉獄のパラダイスブレード』・・・終わりだ刃・・・ダブルストライク・・・パラダイスブレード!!!!」

刃「 強――!速―避――無理!!受け止める―無事で!?出来る!?―否――死 」

ザンッ!!!!!!!

ブラッディボルト「刃あああああああああ!!!!」


刃 ライブラリーアウト(生死不明)


数日後


ブラッディボルト「被害状況はどうだぁ」

教団員A「剣の放ったパラダイスブレードの斬撃は太平洋プレートまで届いています。魔血堕のライフラインは瀕死状態。プレートに刺激を与えたことによる超巨大地震の可能性もあります・・・」

教団員B「剣は例のメッセージを残した後近隣の軍事施設・・・圧戯基地と夜虎田基地を破壊。その後姿を眩ませています。」

ミス・ワンランドキープ「流石はブレード・チルドレン。魔血堕市が遺伝子操作で生み出したナチュラルボーンギャザリンガーね・・・そこらの軍事兵器なんかじゃ太刀打ちできないわぁ・・・」

ブラッディボルト「最早俺ですら剣には勝てぬ・・・やはり剣を止めるにはもう一人のブレード・チルドレンの生き残り・・・刃に賭けるしか・・・」

ミス・ワンランドキープ「刃はどうなの・・・?」

教団員C「現在ICU(集中治療室)にいます。医学に携わって15年になりますが、どうしてあんな怪我で生きていられるのか不思議なくらいです・・・折っていない骨が無い。壊していない内蔵が無い・・・」

ブラッディボルト「いくら強力なギャザリングソウルを持つ刃でも二段攻撃のパラダイスブレードを受けたらひとたまりもない筈ぅ・・・(あの時一瞬だけ剣が力を加減したように見えたのだが)」

ミス・ワンランドキープ「剣にまだ『昔の感情』が残っているっていうの・・・?」

ブラッディボルト「わからん・・・とにかくだぁ・・・今俺たちがすべき事は剣の暴走を出来うる限り食い止め、暴走の原因を突き止めねば・・・刃が目を覚ますのを信じてな・・・」

ミス・ワンランドキープ「絶望しか無いじゃない・・・」

???「はたしてそうかしら?」

ブラッディボルト「誰だぁぁ!?」

謎の金髪碧眼の幼女「怪しいものではありませんの。ちょっとこの方に用がありまして」

ミス・ワンランドキープ「(気配を全く感じなかった・・・!?この子只者じゃない!?)」

謎の金髪碧眼の幼女「さぁ・・・目覚めなさい・・・貴方はこんなところでやられる人じゃないでしょう?」スッ

ズンッ!!!

ブラッディボルト「(!?!?!?この感じっ・・・まさかっ・・・・)」

教団員C「バカな!?刃の生体細胞がみるみるうちに再生していくだと!?」

謎の金髪碧眼の幼女「もう大丈夫なようですね。ではわたくしはこれで」

ブラッディボルト「待ちやがれ!!てめえ超次元ギャザリンガーだな!!このまま帰すt・・・消えやがった!?」

ミス・ワンランドキープ「そんな・・・」

刃「・・・」

教団員B「ブラッディボルト様!!刃が目覚めました!!!」

ブラッディボルト「!?」

刃「決着をつけねえと・・・」

ミス・ワンランドキープ「そんな!!たった数日で回復する筈ないじゃない!!」

刃「問題ない・・・大丈夫だ・・・次は勝つ・・・」

ミス・ワンランドキープ「(そんな・・・一度生死を彷徨ったことでギャザリングソウルが増大している!?)」

ブラッディボルト「行くのか・・・?『あそこ』に・・・?」

刃「奴がいるのなら行ってやるさ・・・」剣のパラダイスブレードの斬撃跡を指さす


『 G C C で 待 つ』


To Be Continued...


次回予告

剣に敗れ致命傷を負うも謎の金髪碧眼の幼女により奇跡の復活を遂げた刃!リベンジを誓う刃は剣の残したメッセージに書かれた「GCC」に向かう・・・!果たして謎の金髪碧眼の幼女の正体とは!?そして刃は剣に勝てるのだろうか!?剣が暴走した真意とは!?物語は佳境へと足を踏み入れた!次回、バトルギャザリンガー刃第六話『決戦!!深淵の闇GCC!!』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!

続き
http://warpworld.diarynote.jp/201209280314208350/


剣専用デッキ『煉獄のパラダイスブレード』
土地 24
24 適当な土地

生物 16
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
4 《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》

呪文 20
4 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace(NPH)》
4 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
4 《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
4 《突撃のストロボ/Assault Strobe(SOM)》
4 《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutcheslo》



《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutches》で突破口をこじ開け、二段攻撃による最強のパラダイスブレードを決めろ!!!
BGM
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12738355


第三話
http://warpworld.diarynote.jp/201209050251333768/


第四話『対峙!?ブレード×ブレード!!』の巻 前編


20XX年。第一次魔血堕戦争。

魔血堕市の領有権を主張する凍狂都に対し神無側県は「遺憾の意」を表明。凍狂都の所有する衛星戦略兵器「智美」によるレーザー照射を皮切りに全面戦争に発展。夜孤破魔市の50%が海に沈んだ。通称『GP夜孤破魔』

神無側兵山崎「下部!2時の山頂にスナイパー!」

神無側兵下部「排除した!クソッ!もう一匹いやがる!もう小便も出ねえ!右だ!」

山崎「姫野!視認できるか!?」

神無側兵姫野「ネガティブ!!まったく何のための暗視ゴーグルだってのよ!!」

山崎「仕方ねえ・・・俺が囮になる!頼むぞお前ら!!」

下部&姫野「アイ・サー!」

山崎「3・2・1!うおおおおおおおお!」パパパパパ

姫野「当たった!!・・・!?しまった・・・!隊長だめ!!戻って!!」

(ボォウッ!!)

山崎「ぐあっ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・ファック・・・!!凍狂のクソども・・・ここでMTGプレイヤーを投入しやがった・・・!」

凍狂都兵A「・・・ガッショ」

山崎「ぐあああああああああ!!!」身体が臍を中心に引き裂かれる

下部「隊長おおおおおおお!!てめええええええ!!!!」バババババババッ!!

姫野「無駄よ!!MTGプレイヤーにアサルトライフルなんかじゃ太刀打ち出来ない!!!」

凍狂都兵B「オワリダ」

下部「ちくしょうっ・・・!!ちくしょうっ・・・!!死にたくないっ・・・死にたくねぇよおおおおおおお!!!」

刃「リンガリングブレード!!!」

凍狂都兵A「ギャアアアアアアアア!!」

姫野「!?アサルトライフルで傷ひとつつかない奴を一撃で・・・!?まさか!!」

剣「パラダイスブレード!!」

凍狂都兵B「ギャアアアアアアアア!!」

刃「ここは俺たちがやる。お前らはさっさと後退しろ。隊長の遺品を持ち帰る時間は稼いでやる・・・」

剣「さぁ、行くんだ!!」

下部「すまねえっ・・・おい!行くぞ!」

姫野「ええ、あれが噂の・・・『ブレード・チルドレン』が実戦投入されたのね・・・」

下部「無駄口叩いてないで隊長の下半身持って走れ!!!急いで離れるぞ!!蒸発してえのか!!!」

剣「敵はどれくらいいる?」

刃「『カジュアル』クラスのMTGプレイヤーが3人、『草の根』クラスが2人。ハッ!公認にもなりゃしねえぜ!楽勝だな!」

剣「油断するな・・・行くぞ!!」

刃「さぁ・・・墓地を数える時間だ!!!!!」



ここは癒えぬ傷跡を舐めあう街、魔血堕市。


謎のリーゼント「破ァ!!!!」スパッ!!

電柱が切れる。

剣「ほう・・・リーゼントの長さを活かした斬撃か・・・」

謎のリーゼント「俺の名はリーゼンツジェットシティ。英雄とこのような形で戦うことになるとは・・・だが貴様は倒さねばなるまい!!」

剣「御託はいい・・・かかってこい」

剣 vs リーゼンツジェットシティ

リーゼンツジェットシティ「俺の能力はリーゼントとモミアゲの内輪差を利用して異次元空間を発生!!その中にデッキを収納することで両手が空き快適なギャザリングライフを送ることができる!!青単バベルの力見せてやるぜ!!!」

剣「・・・\mode...body and mind...attachment!/」

リーゼンツジェットシティ「ライブラリーを攻めて《機知の戦い/Battle of Wits》の射程外にさせる気か!!だが俺のゼロックス理論を応用した300枚デッキを削りきれるかな・・・?」

剣「セット・・・《山/Mountain》」

リーゼンツジェットシティ「山!?バカな!!パラダイスブレードは青緑デッキの筈!!サイドからバッパラで赤マナを出して《魔力のとげ/Manabarbs》を使うが山は入っていないはずだ!!」

剣「―――――――――――」

リーゼンツジェットシティ「――――――――――!?!?!?!?!?」

リーゼンツジェットシティ ライブラリーアウト


リーゼンツジェットシティ「ぐはっ・・・・これが剣・・・進化してやがるっ・・・・」ガクッ

剣「さぁ・・・次はどいつだ・・・皆殺しにしてやる・・・」

一般市民A「そんな・・・噂は本当だったの・・・?あの剣が・・・」

剣「この街のMTGプレイヤーは全て消す・・・皆殺しだ・・・」ググッ

一般市民B「ぐあっ・・・た・・・助けて・・・」

刃「やめろおおおおおお!!!!」

地面を切り裂き一般市民と剣を引き離す。

ブラッディボルト「ぶるああああああああ!!!」コンビニを投げつけ剣を吹き飛ばす。

ミス・ワンランドキープ「はああああああああああっ!!」タンクローリーを突撃させ爆破させる。

ブラッディボルト「やったか!?」

剣「・・・パラダイスブレード」\mode...war and peace...attachment!/」

刃「危ねえっ!!」バッ

ミス・ワンランドキープ「赤白剣一本で丸威ビルを倒壊させるとはね・・・」

ブラッディボルト「斬撃の後に音が遅れて届きやがった・・・」

剣「ミス・ワンランドキープ、ブラッディボルトさん、そしてお前は・・・刃?」

刃のスリーブと剣のスリーブがぶつかり衝撃波で倒壊したマルイビルの窓ガラスが粉々になる。


~刃と剣が対峙する数時間前~

刃「預言通り剣がギャザリングインフィニティを倒したというのは聞いた。だがその後剣が人々を襲っているという噂を聞いて俺は魔血堕に来た。どういうことだ?」

ブラッディボルト「ギャザリングインフィニティを倒した後、剣は傷を癒やすべく定期的に治療を受けていた。だがある日何者かによって病院が襲われ、俺が到着する頃には剣は連れ去られた後だった。目撃者はいたが、目撃証言がバラバラで役に立たねえ。やれ『金髪碧眼幼女』だの『男性、190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態』だの統一性が全く無い。さらにその数日後だぁ。行方不明だった剣が人前に現れたと思ったらとたんに暴れまわったのだ・・・原因はわからん。操られている可能性は非常に高いが、手加減して捕まえられるような奴でも無い・・・」

刃「なるほどな・・・一体何が・・・」





刃「やっと会えたな剣!!!お前は!!俺が!!倒す!!」

剣「かかってこい・・・」

刃「『約束』は果たしてやる!!!!いっくぜええええええ!!!!」

剣「・・・」

剣 VS 刃

刃「行くぜ!!!!《思考掃き/Thought Scour》で《未練ある魂/Lingering Souls》を墓地に落とすぜ!!!!」

剣「バッパラをプレイするぜ・・・」

ブラッディボルト「お互い最速の動きかぁ・・・先手の分刃が有利なよぅだなぁ・・・」

刃「速攻で決めさせてもらう!!《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》をプレイ!!」

剣「遅い・・・《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》をプレイ・・・」

刃「(青緑剣なら一発は耐えられる!!相手の攻めを躱し墓地を肥やせばっ・・・!!)」

剣「お前・・・まさか俺のブレードを一発耐えられると思っているのか・・・?」

刃「・・・!?」

剣「《根縛りの岩山/Rootbound Crag》をプレイ・・・」

ブラッディボルト「青緑じゃない!?」

ミス・ワンランドキープ「まさか・・・あれは・・・あの色は・・・『ステロイド』・・・!?」


後編へ続く
http://warpworld.diarynote.jp/201209210347164355/

次回予告
遂に対峙した刃と剣!!「全てを切り裂く剛の剣」と「全てをいなす柔の刃」!!今二本のブレードが火花を散らす!!そしてミス・ワンランドキープが口にした謎のワード「ステロイド」とは!?次回、バトルギャザリンガー刃第五話『対峙!?ブレード vs ブレード!!』の巻 後編!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!
第二話
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第三話『魔窟!?FNMバトルロイヤル!!』の巻

魔血堕高速道路

疾走する大型バイク

ブラッディボルト「(prrrrr)俺だ!!国防総省に繋げ!!今すぐ魔血堕から一般市民を避難させろぉ!!バカやろおおお!『奴』が現れたんだよ!!納税者を減らしたくなかったらさっさと軍を動かさんかああああああ!!(ピッ)」

ブラッディボルト「・・・間に合えよ・・・クソッ・・・どうしてこんなことに・・・!!」


ここは泥にまみれ銃弾に許しを請う街、魔血堕市。


刃「こんなビルの隙間にカードショップが・・・アンダーグラウンドってやつか・・・どうりで死体がそこらじゅう転がってるわけだ・・・」

浮浪者「うがああああ!!」ガバッ

刃「何だこいつはっ!」

浮浪者「兄ちゃあああん!!ドラフトをぉぉ、ドラフトをさせてくれえええええっ!!」

刃「(こいつ・・・末期のドラフト廃人か・・・)」

浮浪者「6ドラっ!!いや、4ドラっでもいい!!ドラフトをさせてくr――」バタッ

刃「!」

スキンヘッド「あんたが刃か?」

刃「ああ・・・」

スキンヘッド「『ミス』から話は聞いている。こっちだ・・・」

浮浪者「ぐへへ、俺が剥いた両面カードは《死の杯/Chalice of Death》だぜ・・・ぐへへ・・・」

刃「・・・」

スキンヘッド「こんな連中に構う必要はない・・・ドラフトのし過ぎで身を滅ぼした奴らだ」

スキンヘッド「このエレベーターを使えば会場だ。せいぜい死なないようにするんだな・・・」

刃「・・・」

(ウィーン)

刃「ここが崩火威ステーション・・・」

モブA「ヒーーーハーー!!!《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》に《高まる残虐性/Increasing Savagery》を撃って街のほっとステーションにしてやるぜええええええ!!!」

モブB「ぐああああああああ!!!俺のティボルトバーンデッキがあああ!!!」

刃「なるほど、アンダーグラウンドだけあって少しは骨のある奴がいるな・・・」

謎の女性「よくきたわねぇ・・・ようこそ血で血を洗う殺戮の宴『FNM』へぇ・・・」

刃「お前か・・・」

謎の女性「『ミス・ワンランドキープ』でいいわぁ・・・フフフ・・・」

刃「約束通り来てやったぜ・・・さっさと俺に倒されて剣の居場所を教えやがれ・・・」

ミス・ワンランドキープ「もぉ・・・慌てちゃだめよぉ?私と戦いたかったらFNMを生き残りなさぁい」

刃「上等だ・・・俺に負ける前に死ぬんじゃねえぞ・・・」

ミス・ワンランドキープ「決勝で会いましょう・・・」

店員「それではFNMを始めます・・・」

観客A「今夜はミス・ワンランドキープが出るのか・・・優勝は決まりだな」

観客B「おい、あれ『ダブルストライクカディーンデッキ』のコズミックイケメンじゃねえか?かなりの実力者だ・・・」

観客C「『緑単デルバー』の散打・サンダー・山田までいるぞ・・・また巨大化したデルバーが会場を荒らすのか・・・」

刃「誰だろうと俺が倒す」

ミス・ワンランドキープ「ふふ・・・」

轟音と共に入り口が檻で封鎖される。

店員「それでは血の宴を始めまーす!!所定の席で殺戮の限りを尽くしてくださーい!!」

観客D「始まったか・・・今日は何人死ぬんだ・・・」

店員「A卓、刃さん vs ミス・ワンランドキープさん」

刃「えっ」

ミス・ワンランドキープ「えっ」


刃 vs ミス・ワンランドキープ


ミス・ワンランドキープ「・・・まぁいいわぁ・・・さぁ、あなたの実力を見せてちょおおおだああああい!!!」

刃「聞いたぜ・・・お前剣と戦って互角の戦いをしたそうじゃねえか・・・相手にとって不足はねえ!!いくぜ!!!《夢のよじれ/Dream Twist》で墓地を肥やすぜ!!!」

ミス・ワンランドキープ「まずは小手調べよぉ・・・リリアナ・プラス!手札を捨てなさぁい」

刃「そんな攻撃が俺に通じると思っているのか?《未練ある魂/Lingering Souls》を墓地に捨てるぜ!!」

ミス・ワンランドキープ「リリアナのディスカードを利用するなんてやるじゃなぁい。そうでなくっちゃ倒し甲斐がないわぁ・・・」

刃「いつまで余裕でいられるかな?墓地に捨てたリンガリングソウルをフラッシュバックだ!!速攻でケリをつける!!《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》を出すぜ!こちらのトークンは2体!!リリアナじゃ捌ききれないぜ!!」

ミス・ワンランドキープ「・・・リリアナ・マイナス・・・そして、チャンドラ・プラス」ゴオオオオオオ

刃「なん・・・だと・・・?」

ミス・ワンランドキープ「プレインズウォーカーは一人だけじゃないのよぉ?所詮トークンなんてこんなもんねぇ・・・」

刃「プレインズウォーカーが二人!?クソッ・・・実力は噂通りってわけか・・・!どうすればっ・・・」

ミス・ワンランドキープ「あらあらもうおしまい?出鼻を挫いてしまえば脆いのは『ブレード・チルドレン』の共通点なのかしらねぇ・・・刃くぅん?」

刃「お前もそれを知っているのか・・・!これは意地でも秘密を聞き出さないといけないようだな・・・!」

ミス・ワンランドキープ「ようやく本気になったようねぇ・・・いっくわよおおおおおお!!」

刃&ミス・ワンランドキープ「ギャザリングソウル解放!!!!!」

観客A「ぐあァァァっ!何てギャザリングソウルだ!!」

観客B「伏せろ!!吹き飛ばされるぞ!!!」

刃「ミス・ワンランドキープ。お前は確かに強い。このまま長引いたら《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》が出てきて俺の負けだ・・・故に速攻で決めさせてもらう!!これが俺の『ブレード』だ!!」

ミス・ワンランドキープ「いいわあああああ!!!貴方の全力をぶつけてちょおおおだああああい!!!」


~コマーシャル~

剣「パラダイスブレードォォォォ!!」

刃「墓地を数える時間だ・・・」

ミス・ワンランドキープ「ばいばぁ~い」

ナレーション「『バトルギャザリンガー』シリーズが遂にモブゲーに登場!!暴力と混沌が支配する魔血堕で仲間を集めて迫り来る超次元ギャザリンガーと戦え!!」

刃「終わりだ・・・リンガリングブレード・・・」\spell count...ruuuuuuuuuuunchaaaant!!/

ナレーション「スペシャルレアカード『金髪碧眼の幼女、松音』限定配信中ゥ!!今すぐモブゲーで検索しろぉぉう!!」

~コマーシャルここまで~



刃「速攻で決めさせてもらう!!喰らえ!!《穿孔の刃/Trepanation Blade》!!」

ミス・ワンランドキープ「な・・・なんすって・・・!?」


《穿孔の刃/Trepanation Blade》

装備しているクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーのカードを一番上から土地カードが公開されるまで公開し続ける。そのクリーチャーは、ターン終了時までこれにより公開されたカード1枚につき+1/+0の修整を受ける。そのプレイヤーは、これにより公開されたカードを自分の墓地に置く。
装備(2)



ミス・ワンランドキープ「相手の力を利用するブレードですって!?」

刃「俺の剣は相手の力を利用する『返しの刃』!!お前の強大なギャザリングソウル・・・利用させてもらうぜ!!」

ミス・ワンランドキープ「くっ・・・でも装備先を全て潰してしまえばあああああああ!!」

刃「させるかあああああああ!!リンガリングソウル『裏表起動-マキシマムドライブ-』!!」

ミス・ワンランドキープ「スピリットトークンが4体!?これじゃ捌ききれない!!」

刃「終わりだああああああ!!リンガリングブレードオオオオオオオオオ!!」

ミス・ワンランドキープ「きゃあああああああああああ!!!!」


ミス・ワンランドキープ ライフ 0


刃「ハァッ・・・ハァッ・・・勝った・・・」

ミス・ワンランドキープ「流石は『ブレード・チルドレン』ね・・・剣と真逆の力・・・これならあるいは・・・」

刃「さぁ・・・剣の居場所を吐いてもらおうか・・・」

コズミックイケメン「おおっとぉ・・・次の相手はこの俺だぜ!!」

散打・サンダー・山田「ミス・ワンランドキープの相手は俺だ・・・忘れたか?これはスイスドローなんだぜ!!」

刃「雑魚が・・・お前らに構ってる暇は・・・・・ん?」

空間が歪み大型バイクが店内に突っ込む。

コズミックイケメン「誰だ!!」

散打・サンダー・山田「乱入とは上等だぜ!!」

謎の男「邪魔だああああ!!!消えろ格下がああああああ!!!」気迫で二人まとめて天井にめり込ませる。

ミス・ワンランドキープ「相変わらず無茶苦茶ねぇ・・・」

謎の男「ん?刃じゃねえかぁ・・・久しぶりだなぁ・・・」

刃「あ、あんたは・・・ブラッディボルト!!」

ミス・ワンランドキープ「それでFNMを中断させて何を言いに来たわけぇ?」

ブラッディボルト「『奴』が・・・姿を現した。」

刃「まさか・・・」


魔血堕市某所

謎のサラリーマン「俺の名はユンケルン!!サービス残業を繰り返し積み重ねた労働時間と残業代の矛盾の末、時間の概念を超越した!!今の俺は自由に時間を止められるのさ!!いくら考えても遅延行為を取られずに考え続けられるぜ!!!!!俺の赤単奇跡デッキでこの地球貰ったああああああ!!まずは手始めにお前に婚活を迫ってやるぜえええええ!!」

女性「きゃあああああああ!!年収気にしちゃうううううううう!!」

ザンっ

ユンケルン「ぐあぁああああああ!!俺の時間空間に干渉しやがった!?俺の邪魔しやがって・・・先に貴様から葬ってやる!!!!」

謎の青年「・・・パラダイスブレード」



真のリンガリングブレードを解放しミス・ワンランドキープに勝利しFNMの生き延びた刃。そしてブラッディボルトとの再開。物語のマスターピースが揃い始めた!!To Be Continued...


次回予告

かつて地球を救った正義のギャザリンガー剣!しかし刃達の目の前に現れたのは変わり果てたかつての救世主の姿だった!!剣と刃。陰と陽二人のブレードが対峙する時。運命の歯車が胎動する!次回、バトルギャザリンガー刃第四話『対峙!?ブレード vs ブレード!!』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!

続き
http://warpworld.diarynote.jp/201209200254596823/
http://warpworld.diarynote.jp/201208100122363801/ 第一話

第二話『超支配!?殺戮のコントローラー!!』の巻



皮裂市某所、ワープワールド教団地下実験施設


 ワ ー プ ワ ー ル ド 教 団

世界四大宗教(キリスト教・仏教・イスラム教・ワープワールド教)の一つ、《歪んだ世界/Warp World》を聖典とする『ワープワールド教』を信仰する団体。
《歪んだ世界/Warp World》の普及と管理、戦争等治安悪化行為に対する武力介入を主に行う。世界中に支部があり、世界平和と歪んだ世界の再録を目的としている。


prrrrr

ピッ

ブラッディボルト「俺だ」

教団員A「まもなく例のスキャニングが終わります」

ブラッディボルト「ほう、どうだったぁ」

教団員A「素粒子スキャニング完了。シンボル信号(5)・R・R・R。スーパーユルフワンデからのデータと照合。間違いありません。『Foil-光りもの-』です」

ブラッディボルト「やはりか・・・」

ドドドドドド!!!降り注ぐ金のナイフ

謎の成金「何よそ見してやがる!!!!」

ブラッディボルト「ん?あぁ、すまんちょっと電話をなぁ」

謎の成金「(こいつ電話しながらこちらの攻撃を全てかわしやがった・・・!?)この『フルフォイラー』モリ・ゲイツ様を相手によそ見をして生きて帰れると思うな!!!私のフルフォイル交易所デッキの餌食にしてくれる!!」

ブラッディボルト「ふむ」

モリ・ゲイツ「《交易所/Trading Post》と《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》をセット!!さらに《チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix》を捨てて4点ゲイン!!チャンドラでッフェニックスを回収!!これを毎ターン繰り返すことで圧倒的回復力を見せてやる!!!!さぁ!!終わらない苦しみを味わうがいい!!!!ライフは金なり!!!MTGだってビジネスだって結局はマネーゲームなのさ!!!」

教団員B「油断なさらずに。彼は過去に『FNM』で優勝した経験がある実力者。理論より実践派の人間です」

ブラッディボルト「『プロキシ』の耐久力テストにはもってこいってわけかぁ・・・ぶるぁぁ」

モリ・ゲイツ「舐めやがって!!!!だがこちらのライフは既に50!!安全圏からチャンドラのプラス能力でじわじわとなぶり殺してくれるわ!!」

ブラッディボルト「大人しく奥義を放ってればいいものをぅ・・・そういうのはぁ『格下』にやるもんだ格下がぁ!!!!!」(スッ)

モリ・ゲイツ「えっ・・・8マナ・・・?あれ・・・?交易所は・・・?チャンドラがボトムに・・・?えっ?6/6ビーストから4/4ビーストがたくさ――――――」クシャッ

ブラッディボルト「何点入った?」

教団員B「126点です」

ブラッディボルト「フンっ・・・M10クラスなら上出来か。つまりあのカードを唱えたら・・・」

教団員B「スーパーユルフワンデの計算によると剣がギャザリングインフィニティを倒した時のダメージを凌駕するパネェ値が出るだろうと言っています」

ブラッディボルト「クソッ・・・!こいつがもっと早く見つかっていれば剣はぁ・・・!」

教団員B「剣・・・」




ここは魂無きボトムズたちが、ただ己の生存を賭けて激突する街、魔血堕市。

刃「リンガリングブレード!!!」

謎のモブ「ぐあああああ!!俺の《メムナイト/Memnite》フルパーミッションがああああ!!!」

刃「クソっ!今日も剣は現れねえか・・・いったいどこに行きやがった!!仕方ない、他を探すか・・・」

謎のリーゼント「待ちな兄ちゃん・・・」

刃「誰だ・・・」

謎のリーゼント「俺はリーゼンツスパイラル。今あんた『ブレード』って言ったな」

刃「それがどうした・・・」

リーゼンツスパイラル「・・・『ブレード・チルドレン』」

刃「・・・お前どこでその言葉を!!」

リーゼンツスパイラル「やはりな・・・危険分子ってわけだ・・・お前はリーゼント兄弟が一人。リーゼンツスパイラルが倒す!!」

刃「どこまで俺のことを知っているか知らんがお前はここで消す!!」

刃 VS リーゼンツスパイラル

刃「ふん・・・キープだ・・・」

リーゼンツスパイラル「キープ」

刃「(ノールックキープだと!?)」

リーゼンツスパイラル「驚いているようだな・・・俺は髪型をリーゼントにすることで脳細胞を異常活性化させて数秒先を見ることができる!!初手など既に知っているのさ!!」

刃「貴様も超次元ギャザリンガーか・・・しかしライフを削れば何の問題も無い!!喰らえ!!リンガリングソウル!!スピリットトークンを2体出すぜ!!」

リーゼンツスパイラル「それがどうした・・・《審判の日/Day of Judgment》」

刃「ぐっ・・・全体除去だと・・・!?まさか!」

リーゼンツスパイラル「そう、俺は失われしコントロールデッキの生き残り・・・この戦場・・・支配させてもらう」

刃「コントロールは絶滅した筈では・・・だがリンガリングソウルは隙を見せない二段構え!!すかさずフラッシュバックだ!!」

リーゼンツスパイラル「甘い・・・《終末/Terminus》を奇跡でキャストだ!!」

刃「なんて全体除去の量だ・・・!これがコントロールデッキ・・・!」

リーゼンツスパイラル「そしてさらに《ニンの杖/Staff of Nin》を設置だ!!これで毎ターンドローとダメージソースを確保!これが除去34枚のパーフェクトコントロールデッキ『戦場のリーゼント』・・・この戦場・・・支配した!!」

刃「リンガリングソウルを全て使っても全て裁かれてしまう・・・どうすれば・・・」

リーゼンツスパイラル「ククク・・・!!お前の命はのこり数ターン・・・じわじわとなぶり殺してやる・・・ブレード・チルドレンは全て消す!!」

刃「あいにく俺にはまだやることがあるんでな・・・こんな所で負けるわけにはいかないんだよ!!リンガリングソウルをキャスト!!」

リーゼンツスパイラル「何度やっても同じだああああああ!!漸増爆弾を起動!!アップキープにカードをさらにドローして圧倒的ハンドアドバンテージ差を見せてやる!!」

刃「ぐっ・・・」

数時間経過・・・

刃「ハァッ・・・ハァッ・・・」

刃 ライフ 5

リーゼンツスパイラル ライフ 20

リーゼンツスパイラル「ククク・・・リンガリングソウルは全て捌いたぞ・・・こちらにはニンの杖が4枚・・・もうお前に勝ち目は無い。大人しく負けを認めたらどうだ!!」

刃「言っただろ・・・俺は・・・こんな所で・・・負けるわけにはいかねえんだよ!!負けを認めるのはお前だああああああ!!」

リーゼンツスパイラル「そんな状態で何ができる!!大人しくターンを終了しろ!!」

刃「ターン終了前!!!俺は《夢のよじれ/Dream Twist》をキャストするぜ!!」

リーゼンツスパイラル「その未来は見えていた!!だが今更ライブラリーを掘り下げてもお得意の《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》の装備先はもう無いだろう!!悪あがきをしても無駄だフハハハハ!!

刃「何勘違いしてやがる・・・《夢のよじれ/Dream Twist》・・・対象はお前のライブラリーだ!!」

リーゼンツスパイラル「・・・は?」

刃「さらにもう一枚《夢のよじれ/Dream Twist》をキャスト」

リーゼンツスパイラル「おい・・・まさか・・・」

刃「もう一枚キャスト・・・対象はお前のライブラリーだ!!!!!」

リーゼンツスパイラル「おい・・・やめろ・・・」

刃「《ニンの杖/Staff of Nin》で無駄にカードを引きやがって・・・コントロールデッキ使いなら無駄なくカードを使いやがれ!!アドバンテージだけじゃゲームには勝てないんだよ!!墓地の《夢のよじれ/Dream Twist》を全てフラッシュバックだ!!!!」

リーゼンツスパイラル「やめろおおおおおおおおおおおお!!!」

リーゼンツスパイラル ライブラリー残り3枚

刃「俺はターンを終了するぜ・・・お前のライブラリーを数えな。《ニンの杖/Staff of Nin》のドローは『強制』だ・・・」

リーゼンツスパイラル「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!」

リーゼンツスパイラル ライブラリーアウト

刃「未来は見えてもライフしか見てなかったようだな・・・俺の・・勝ちだ・・(ガクッ)」

刃「手強い相手だった・・・危うく『ブレード』を使うところだった・・・魔血堕にも手強い奴はいるようだな・・・」

謎の女性「ふぅーん・・・あなたが刃ねぇ・・・リーゼント兄弟の一人を倒すなんてなかなかやるじゃなぁい・・・」

刃「誰だ・・・!!」

謎の女性「うふふ・・誰でしょうねぇ?そんなことよりぃ、剣に会いたいんでしょう?」

刃「剣の居場所を知っているのか!!」

謎の女性「私に勝ったら教えてあげるぅ」

刃「上等だ・・・俺は女だからって容赦しねえぞ!!」

謎の女性「お馬鹿さぁん。あんたもうボロボロじゃない。そんな奴倒しても仕方ないわぁ」

刃「なっ・・・」

謎の女性「金曜日の夜に行われる『Fairys Nightmare Masquerade(妖精達の悪夢の仮面舞踏会)』略して『FNM』に出なさぁい。そこで会いましょうフフフ・・・」何かを足下に投げる

閃光

刃「ぐあぁっ!マグネシウム製のスリーブを燃やしたスタングレネードかっ・・・逃げられた!だが、剣の手がかりをやっと掴めた!FNMか・・・上等だ!!待ってろよ剣・・・」


強敵リーゼンツスパイラルを倒した刃。剣の手がかりを掴むため、謎の女性に導かれFNMに向かう!そして南極で見つかった謎の物体の正体とは!?To Be Continued...


次回予告

剣の手がかりを知ると言う謎の女に導かれてFNMに乗り込んだ刃!魔が住まう地獄の饗宴FNMを刃は生き残れるのか!?そして謎のワード『ブレード・チルドレン』とは!?遂に刃の『ブレード』がヴェールを脱ぐ!!次回、バトルギャザリンガー刃第三話『魔窟!?FNMバトルロイヤル!!』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!

続き
http://warpworld.diarynote.jp/201209050251333768/


『戦場のリーゼント』

土地 26
適当な土地

呪文34
4 《ニンの杖/Staff of Nin》
4 《審判の日/Day of Judgment》
4 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
4 《終末/Terminus》
4 《ファイレクシアの再誕/Phyrexian Rebirth》
2 《もぎとり/Mutilate》
4 《居すくみ/Cower in Fear》
4 《生命の終焉/Life’s Finale》
2 《破滅の刃/Doom Blade》
2 《喉首狙い/Go for the Throat》


圧倒的除去量で戦場を更地にしつつニンの杖でハンドを減らさずクロックを刻め!!
http://warpworld.diarynote.jp/201202281153268774/ バトルギャザリンガー剣 第一話
http://warpworld.diarynote.jp/201202291153287747/ バトルギャザリンガー剣 第二話
http://warpworld.diarynote.jp/201203011145246990/ バトルギャザリンガー剣 第三話
http://warpworld.diarynote.jp/201203011257236698/ バトルギャザリンガー剣 第四話
http://warpworld.diarynote.jp/201203021005503653/ バトルギャザリンガー剣 第五話
http://warpworld.diarynote.jp/201203030036342119/ バトルギャザリンガー剣 第六話
http://warpworld.diarynote.jp/201203090256511162/ バトルギャザリンガー剣 第七話
http://warpworld.diarynote.jp/201203160022487907/ バトルギャザリンガー剣 最終話前編
http://warpworld.diarynote.jp/201203181628466507/ バトルギャザリンガー剣 最終話後編

 
第一話『追跡者!?超冷血ギャザリンガー参上!!』の巻

ギャザリングインフィニティ襲来から数ヶ月後

~南極 ユルフワン基地~

作業員A「掘削距離2000mを突破・・・まもなく地表に届きます」

鮫リカ国防長官「たかが氷に最新鋭のシールド機械が2台も壊されるとはな・・・まるで何か呪文でもかけられているようだ・・・」

???「その考えは間違ってはいないなぁ・・・呪文ではないぃ・・・そぅ・・・これは『結界』とでも言っておこうかぁ・・・」

国防長官「ふむ・・・まぁこうなることはわかっていたさ・・・だから君を招いたんだ。寒いとこわざわざご苦労・・・」

???「フン・・・こんなとこまで連れてきて何も無かったらボトムの一番下に望むように置いてやろうと思ったが―――」

作業員B「掘削距離2600…!?大きな空洞に出ました!」

???「・・・来て正解だったようだなぁ」

作業員A「空洞の中心に小さい・・・ビニール袋の封筒のようなものが・・・」

国防長官「カメラ拡大しろ」

作業員B「何か書いてあります・・・これは・・・『ギルドの都』?」



            第 二 部

 バ ト ル ギ ャ ザ リ ン ガ ー 刃 -Y A I B A- 



ここは混沌が支配する街、神無側県魔血堕市

繰り返される暴力と犯罪の末、魔血堕はいつしか「マジック・ザ・ギャザリング」での強さが全てを決めるようになっていた。

謎の半袖「俺の名はサマータイムクールガイ。半袖の排熱性能と軽量性を利用し超高速移動能力を手に入れた・・・このスピードで魔血堕を支配する!!クールビズが騒がれている今!!俺が!!時代になる!!!」

サマータイムクールガイ「まずはこの街を守っているという剣という奴を殺す!!!ヒャッハアアアアアアアア!!奴が現れるまで住民の袖という袖を引きちぎってやる!!!」

一般人A「ぎゃああああ!!!ロケンロオオオオオオ!!」

サマータイムクールガイ「次はお前だあああああ!!」

幼女A「ふええ・・・そんなことされたらPTAが黙ってないよおおお・・・」

ガキイイイイイン!!

サマータイムクールガイ「な・・・俺の半袖がタンクトップに!?」

謎の男「剣が現れるのならそれまで放っておくつもりだったが・・・流石にお遊びが過ぎたな」

サマータイムクールガイ「何だ貴様!!!」

謎の男「俺の名は刃(やいば)・・・お前は安心して逝っていい・・・」

サマータイムクールガイ「小癪なああああああああ!!!ブッ殺す!!!!お前の家の長袖という長袖を半袖にしてやる!!!!」


刃 VS サマータイムクールガイ


サマータイムクールガイ「デッキをシャッフルするぜええええええええ!!」シュパパパパパパッ!!

刃「(シャッフルが早すぎて見えない・・・!?)」

サマータイムクールガイ「俺をそこらのトーナメントプレイヤーと一緒にするな!!俺は超次元ギャザリンガー!!半袖の軽さを応用し超高速のシャッフルを可能にした!!!」


『超次元ギャザリンガー』(どんっ!!)


超能力、サイボーグ化、神格化など様々な要因により常識では考えられない能力を得たMTGプレイヤーの総称である。強力な超次元ギャザリンガーになるとその能力は軍隊一個師団に相当する者もいる。
出典『誰でも簡単バトルギャザリング!初心者のためのMTGルールブック(螺旋篇)』著 松音メグ


刃「超次元ギャザリンガーか・・・このデッキを試すのに丁度いい・・・」

サマータイムクールガイ「いっくぜええええええ!!!超高速マジックを見せてやる!!!《東屋のエルフ/Arbor Elf》を召喚!!」

刃「(この動き・・・まさかパラダイスブレード・・・?)島セット・・・《夢のよじれ/Dream Twist》でライブラリーを削るぜ・・・」

サマータイムクールガイ「おせええええ!!!《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と《極楽鳥/Birds of Paradise》二体と《メムナイト/Memnite》を召喚するぜええええええええ!!」

刃「・・・《根囲い/Mulch》をプレイ・・・」

サマータイムクールガイ「さらにメムナイトを生け贄に《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》!!《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》と《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を出すぜえええ!!!」

刃「高速ビートダウンか。脳筋が・・・」

サマータイムクールガイ「甘いぜえええええええ!!!クレンコでゴブリントークンを出してええええええ!!!くらええええええええ!!!《火炙り/Burn at the Stake》」


《火炙り/Burn at the Stake》
ソーサリー
火炙りを唱えるための追加コストとして、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを望む数だけタップする。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火炙りはそれに、これによりタップされたクリーチャーの数の3倍に等しい点数のダメージを与える。

サマータイムクールガイ「クリーチャーを9体タップして27点ダメージだあああああああああヒャッハアアアアアアアア!!!」

刃「・・・それで終わりか?」

サマータイムクールガイ「何・・・?」

刃「・・・《安全な道/Safe Passage》ダメージは『0』だ」

サマータイムクールガイ「な・・・な・・・な・・・だ、だがまだ俺にはクレンコがいる!!トークンを大量展開してアタックだあああああ」

刃「無駄だっつってんだろ・・・《濃霧/Fog》」

サマータイムクールガイ「あ・・・ああああ・・・ああ・・あ・・・」ガクッ

刃「ようやく心が折れたか・・・ではそろそろ終わりにするか・・・《未練ある魂/Lingering Souls》をフラッシュバック・・・」

サマータイムクールガイ「・・・ん?たかが1/1飛行が2体でたところで何ができるってんだ!!こっちにはゴブリンがたくさんいるんだぞ!!!」

刃「数が多けりゃいいってもんじゃねえ・・・《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》をプレイ」

サマータイムクールガイ「そ・・それは・・・まさか・・・そのデッキは・・・ノンクリーチャーデッキ!?」

刃「スピリットトークンに槍を装備してアタック・・・墓地を数える時間だ・・・『リンガリングブレード』」

サマータイムクールガイ「ぎゃああああああああああ!!!!」

サマータイムクールガイ ライフ0

刃「結局奴は現れなかったか・・・だが奴は必ず俺が倒す・・・!!待っていろ剣・・・!!」


剣を探し求める謎の男、刃。彼はまだ知らない。己が過巻き込まれていく過酷な戦いと運命を。To Be Continued...


次回予告

かつて魔血堕を救った英雄「剣」を探し求める謎の男「刃」!いったい何が彼を動かすのか!魂の刃が闇を駆ける!!次回、バトルギャザリンガー刃第二話『超支配!?殺戮のコントローラー!!』の巻!!来週も・・・墓地のカードを数えろ!!


続き
http://warpworld.diarynote.jp/201208240117103814/


サマータイムクールガイ専用デッキ『不知火半袖』

21 土地
生物
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《極楽鳥/Birds of Paradise》
4 《東屋のエルフ/Arbor Elf》
4 《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》
4 《メムナイト/Memnite》
4 《鉄のマイア/Iron Myr》
3 《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss》

呪文
4 《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》
4 《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
4 《火炙り/Burn at the Stake》



超高速展開&クレンコで生物を大量展開して火炙りを決めろ!!




刃専用デッキ『リンガリングブレード』
土地 22
22 適当な土地

生物
無し

呪文38
4 《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》
4 《未練ある魂/Lingering Souls》
4 《夢のよじれ/Dream Twist》
4 《根囲い/Mulch》
4 《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy》
4 《思考掃き/Thought Scour》
4 ???
4 《安全な道/Safe Passage》
4 《濃霧/Fog》
2 《恐るべき存在/Terrifying Presence》



序盤をフォグでしのぎ、驚異のノンクリーチャーデッキで墓地を肥やてルーン唱えの長槍でスピリットトークンを超強化!!

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