「トップメタデッキを自ら作り紅白戦でひたすら戦わせる」という去年までの自分だったら絶対にしないような意識の高さでひたすら調整を繰り返してきたジャンドドラゴン。

土曜日に神戸遠征組で集まって練習するということで自分では回せないダークジェスカイやアブザンと練習するためはるばる刈谷へ。

30分前に到着するように計算して行動し、当たり前のように乗る電車を間違えて集合時間に間に合わない。そう・・・これが僕の能力・・・『方向音痴-パラダイスロスト-』

乱撃斬が飛び交う現環境で2→4のジャンプに頼るのは危険過ぎるとマナ域を落とし、除去耐性をこれでもかというほど上げた結果がこれ。


『ゆるふわステロイド』

土地 24
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》し
4 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3 《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
2 《燻る湿地/Smoldering Marsh》
5 《森/Forest》
2 《山/Mountain》
1 《沼/Swamp》
2 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》

生物 25
4 《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》
4 《荒野の後継者/Heir of the Wilds》
4 《棲み家の防御者/Den Protector》
3 《死霧の猛禽/Deathmist Raptor》
4 《雷破の執政/Thunderbreak Regent》
3 《ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar》
3 《嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm’s Fury》

呪文 12
4 《龍詞の咆哮/Draconic Roar》
4 《乱撃斬/Wild Slash》
2 《火口の爪/Crater’s Claws》
2 《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》

サイド 15
1 《死霧の猛禽/Deathmist Raptor》
1 《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》
4 《強迫/Duress》
2 《焙り焼き/Roast》
3 《引き裂く流弾/Rending Volley》
3 《カル・シスマの風/Winds of Qal Sisma》
1 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》



もうドラゴン要素がかなり薄まって大変異タッチドラゴンみたいになってしまった。これ一周回って8マナクリからドラゴンか森林叩きつけた方が強くね?

そしてアブザンやらダークジェスカイやらと戦って組み直した結果がこれ。


『まつねブリッツ』

土地 21
2 《燃えがらの林間地/Cinder Glade》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1 《森/Forest》
9 《山/Mountain》

生物 20
4 《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》
4 《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker》
4 《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4 《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》
2 《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》
1 《龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclaw》
1 《稲妻の狂戦士/Lightning Berserker》

呪文
4 《乱撃斬/Wild Slash》
4 《アタルカの命令/Atarka’s Command》
4 《タイタンの力/Titan’s Strength》
3 《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
3 《強大化/Become Immense》
1 《焦熱の衝動/Fiery Impulse》

サイド 15
2 《炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenix》
1 《燃え立つ大地/Burning Earth》
2 《焦熱の衝動/Fiery Impulse》
1 《カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh》
3 《引き裂く流弾/Rending Volley》
3 《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills》
3 《焙り焼き/Roast》



あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれはジャンドドラゴンを調整していたと思ったらいつのまにかアタルカレッドになっていた」な・・・何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・メタゲームだとかアグレッシブサイドボーディングだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・

はい。

「今のドラゴンじゃ何にも勝てない」という理由でジャンドドラゴンは残念ながら解体されてしまいました。

自分の業界で最も忙しい11月に奇跡的に休みをゲットし、高い参加費を払って遠くまで遠征して行くのに今のメタゲームで主要アーキタイプのどれにも(自分の構築力では)有利がとれないデッキで臨むのは確かにゲームを舐めていると思われても仕方ないかもしれません。だったら少なくとも「メイン最強」と称されるアタルカレッドでメインだけでも勝てるようにした方がまだ勝つ可能性があると思います。他のデッキと違ってアタルカレッドなら回し方ある程度わかるので全く触ったこと無いタイプというわけでもないし。

実際メインでの勝率が格段に上がるのでゲーム勝率は大幅に上がるでしょう。

不安要素を挙げるとすれば「僕がアタルカレッドよりジャンドドラゴンを好んでいる」という一点。やはりミッドレンジが一番しっくりくる。

だがこれはあくまで気持ちの問題。

・「競技プレイヤーになる」と宣言したにもかかわらずジャンドドラゴンというメタ的有利が無いデッキを使って惨敗して後悔する。
・好きなデッキを解体してアタルカレッドを組んで中途半端な成績を収めて後悔する。

ならば少なくともそれなりに勝つ可能性のある後者を選んだ方がマシでしょう。どちらにせよ後悔はすると思います。あとはこれがマジックを嫌いになる原因にならないことを願うばかり。こういうのを何度もやってたら絶対にマジックを嫌いになってしまうってわかってたから競技プレイヤーであろうとするのに期限を設けたんだ。

さて、話は逸れましたがアタルカレッドです。最新のメタではアタルカレッドよりも赤緑上陸が良い成績を収めていますが、こちらはアタルカレッドとは似て非なるデッキだと思っており、今からこれを回しても最悪の結果しか見えないので赤緑上陸はやめました。ってかアタルカレッド以上に好みじゃないので精神衛生上良くない。

デッキはCFBの
http://www.channelfireball.com/articles/atarka-red-deck-guide/
を参考に、自分でも安定して回せるように若干マイルドにしたつもり。
・《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を減らして山にして持ってくる土地が無いという状態を減らす&最序盤に不要な森を持って来ざるを得ない状況を減らす。
・1マナ域を増やしてキープ基準を緩やかに。
といった感じです。

今感じている調整要素としては
・《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner》は《搭載歩行機械/Hangarback Walker》や《ジャディの横枝/Jaddi Offshoot》に強くなったかわりに墓地が肥えなくなって最強コンボの《強大化/Become Immense》+《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》を阻害しているのでは?《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》の方が良いのでは?

・より激闘コンボに特化した赤緑上陸を相手にするのならば《カル・シスマの風/Winds of Qal Sisma》がサイドに必要なのでは?
の2点です。特に後者の対策は早急に結論を出したいところ。

GP神戸まで2週間を切りました。実は初めてのスタンダードのGPなので今出来ることを最大限やっていけるところまで行きたいですね。とりあえず持病が出ないかぎりドロップせず最後までやるのを最低目標にします。

コメント

緑使い
2015年11月11日0:47

同じマナクリ主体のミッドレンジ使いとして心中察します…
今の状況は生命散らしがいた黒単信心環境に似た絶望感をステロイド使いとして感じますよ。
緑のミッドレンジといえばアブザン以外語るなど笑止という環境に食中りを起こしそうな昨今の環境です。
そんなわけで、最近はスタン熱は冷めてきているのですが、どうせなら誰も使わないであろうデッキを使おうと僕はティムール組みました。
唯一、青黒コンにはそこそこ戦える仕様ですので、細細とタルキールが落ちて新環境になるのをステロイドのパーツを揃えながら待つばかりです。

めぐすけ@ゆるふわ
2015年11月11日0:52

確かに散らしゾンビがいたあの頃も辛かったですねぇ。こういう赤緑アグロが辛い時期って定期的に来ますよね。
今はマナクリはフル投入された乱撃斬で弱体化したマナクリは即焼かれ、ファッティは破滅で殺され、殴り合いはアブザンに負けるという非常に辛い時代です。それでもカジュアル時代は負けじとミッドレンジ使ってたのですが流石に競技レベルでそのスタンスは貫けませんでした。ぐぬぬ。

緑使い
2015年11月11日1:17

全くおっしゃる通りです。
テーロスが使えた頃はまだジャンドアグロにも対抗できた時代がありました。1マナのマナクリは神秘家しか居ませんでしたが、女人像がランパンのように信頼できるマナ加速として活躍していましたから、今よりマナ基盤はずっと優秀でしたよね。さらに嵐の息吹のドラゴンという対アブザン最終兵器もありました。
今は生物の質、除去の質においてアブザンに対して勝てるビジョンが見えません。
過去を紐解けば乱撃斬のようなショックの亜種は沢山ありましたが、これ程までにマナクリに人権がない環境は過去に無かったと思います。
というのも、1マナのマナクリは自身のマナコストの軽さがそもそもショック系の1マナ除去に対してテンポロスをしにくいという除去耐性を持っていました。
ところが、ついには神秘家まで奪われ残ったのは貧弱な2マナのマナクリのみ…テンポロスの大きいこいつなど、乱撃斬にしたやお客様でしかありません。
書いていて思ったんですが、2マナのマナクリの枠を「龍王の召使」にするのはどうでしょう?軽減はドラゴンにしか効きませんが、乱撃斬に耐えるタフネスを持つので雷破の執政や若コラガンに繋げるのがより確実になるかもしれません。

めぐすけ@ゆるふわ
2015年11月12日14:31

1種類しかいない4マナドラゴンを1種類かつ他の役に立たないマナクリでサポートする意味は無いような

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