第五話
http://warpworld.diarynote.jp/201403050352448099/


第六話『深淵!?アンダーワールドマジック』

前回のあらすじ
全部雪のせいだったのだ!!


ワープワールド教団北壊道支部、アヴァシリ刑務所地下500m『獄庫』


ブラッディボルト「ここが国内で最も厳重な刑務所の最深部かぁ」

教団員「ワープワールド教団北壊道支部長の砕犯だ。話は聞いているぜぇ。ここからは俺が案内する。念のため確認するが、万が一の事態が起きた時は入り口を爆破してあんたごと地下に封印させてもらうぜ。地上であんたのワープワールドは預からせてもらってるからいくら超次元ギャザリンガ―のあんたでも地下500mからの脱出は不可能だ。もちろん俺もな」

ブラッディボルト「わかっている。それくらいのリスクは承知の上だぁ」

砕犯「OK。じゃあ隔壁を開けるぜ?」ゴゴゴゴ

ブラッディボルト「よぉ、久しぶりだなぁ」

謎の金髪碧眼幼女「・・・」


ここは闇が静かに流れ込む街、魔血堕市

閃「汚打球線の近くにこんな地下通路があったとはな・・・」

閃「しかし要救助者がいるかもしれない・・・もう少しだけ進んで様子だけでも見てみるk――」

凄まじい閃光

閃「ぐあっ・・・なんだこの光はっ!」

謎の発光ダイオード「ククク・・・俺の名はルミナスお兄さん!日本の技術の結晶LEDと同化し、暗闇でのマジックを得意とするMTGプレイヤーだ!圧倒的優位なこの場所で貴様を倒す!」

閃「まんまと誘い込まれたわけか・・・まぁ騙されちまったもんは仕方ない。いっちょやりますか」

ルミナスお兄さん「ククク・・・」

閃 VS ルミナスお兄さん VS マスター・オブ・バックグラウンド

閃「・・・ん?どういうことだ・・・?三人目・・・?」

ルミナスお兄さん「ククク・・・どうやら『もう一人のMTGプレイヤー』に気付かなかったようだな!」

マスター・オブ・バックグラウンド「・・・」

閃「誰だ!いつの間に!?」

ルミナスお兄さん「こいつは最初からいたさ・・・気付かなかっただけ・・・俺の発光により存在が消滅していただけ・・・そう。『蒸発現象』だ!」


『蒸発現象』

夜間やトンネル内など、辺りが暗い場所を自動車で通行していると、自分の車と対向車との前照灯の光が重なる場所に歩行者などがいた場合、運転席からその歩行者を全く確認できなくなる現象。(Wikipediaより)


マスター・オブ・バックグラウンド「・・・」

閃「つまり実質2:1ってわけか・・・仕方ねえ!行くぜ!先手必勝!《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》をキャスt」

マスター・オブ・バックグラウンド「《解消/Dissolve》」

閃「カウンターか!ミスディレクションにより注意を逸らしたところでカウンターとは・・・厄介だな・・・だがアジャニがいなくても《火花の強兵/Spark Trooper》を引けばっ!」

ルミナスお兄さん「残念だったなぁ・・・お前のデッキ情報は既に調べさせてもらった!行くぞ!《盲従/Blind Obedience》」

閃「なっ・・・!?」


Blind Obedience / 盲従 (1)(白)
エンチャント
強請(あなたが呪文を1つ唱えるたび、あなたは(白/黒)を支払ってもよい。そうした場合、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたはその点数分のライフを得る。)
あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクトとクリーチャーは、タップ状態で戦場に出る。


ルミナスお兄さん「これにより火花の強兵は何もせずに死んでいく・・・さらに俺は《マナの花/Mana Bloom》をX=0でキャスト!強請によりお前のライフを頂く!」

閃「ぐあああっ!」

マスター・オブ・バックグラウンド「ぐあああっ!」

閃「『X=0』だと!?つまり毎ターン強請を誘発させられるっ・・・さらにこちらの火花の強兵はもう役に立たず、他のスペルもカウンターされる・・・どうすれば・・・クソッ!」

ルミナスお兄さん「マスター・オブ・バックグラウンドの青単パーミッション『フラッシュモブ』と俺のマナの花盲従ドレイン『ドゲザブルーム』の無敵のコンビに敵は無い!戦場の生き残りがいると聞いていたが所詮この程度か!」

閃「ハハ、そこまで調べられているとはなぁ・・・(まずい、非常にまずいぞ・・・)」

謎のシスター「楽しそうなことしてるじゃないの。私も仲間にいれてよ」

ルミナスお兄さん「誰だ!?」

謎のシスター「さぁね、私のことよりこれからの自分の身の安全を気にした方がいいんじゃない?」

閃「あんたはこの前の・・・」

謎のシスター「この前の借りを返してあげる。まぁこいつらから『情報』を聞き出すついでなんだけど」

閃「そいつはありがたいね。俺もまだこんなとこで死ぬわけにはいかないからな」

ルミナスお兄さん「クッ・・・情報が無い!裏世界のMTGプレイヤーか!だが我々の無限強請が決まっている以上優位は揺らがないぜ!《盲従/Blind Obedience》さえカウンターで守りきれば勝てるのだからな!」

マスター・オブ・バックグラウンド「・・・コクッ」

謎のシスター「いいわ・・・じゃあまずはそのカウンターを握って安心感に浸っている表情を殺してあげる《突然の衰微/Abrupt Decay》!」

ルミナスお兄さん「打ち消されないだと!?」

謎のシスター「今よ!」

閃「うおおおおおお!!手札にたまってる《火花の強兵/Spark Trooper》を全力展開!!喰らええええええ!!」

ルミナスお兄さん「ぐああああああああ!!」

ルミナスお兄さん ライフ0

謎のシスター「あと一人・・・」

ルミナスお兄さん「ハァッ・・・ハァッ・・・諦めるな!まだお前にはカウンターがある!火花の強兵の残弾も少ない!勝ち目はあるぞ!」

マスター・オブ・バックグラウンド「・・・!」

謎のシスター「だからカウンターなんて何の役にも立たないって言ってるでしょう。《腐敗農場の骸骨/Rot Farm Skeleton》をキャスト・・・カウンターしてみる?お前を殺すまで何度も墓地から黄泉帰るけど?」

ルミナスお兄さん「死神・・・!まさか貴様教団の特殊部隊黄泉!?」

閃「強い・・・」

黄泉「その通り・・・さぁ・・・処刑の時間だ・・・」

マスター・オブ・バックグラウンド「・・・・!?!?」




謎の金髪碧眼幼女「・・・で?人出が足りないからわたくしに協力しろと?」

ブラッディボルト「そういうことになる。ミス・ゆるふわ」

ミス・ゆるふわ「虫の良い話ですの。ローテーションは失敗し歪んだ世界は再録ならず、わたくしの歪んだ世界FOILは奪われ今は戦艦の動力部にある。この状況で教団に協力するメリットが見当たりませんの」

ブラッディボルト「ぶるぁぁ・・・いいや、お前は協力してくれるさぁ・・・なんたってぇ・・・我々の敵はぁ『DCI』だからなぁ!」

ミス・ゆるふわ「おい・・・詳しく聞かせろ!!」

砕犯「!?!?」ゾクッ

ブラッディボルト「ククク・・・」




黄泉「さぁ吐け。お前はDCIについてどこまで知っている」

ルミナスお兄さん「俺達は・・・ある人に閃の情報を聞いただけだ・・・DCIのことは知らない」

マスター・オブ・バックグラウンド「・・・」

黄泉「GCC会場崩壊後ジャッジが一人姿を消した。DCIが絡んでいるんだろう?」

ルミナスお兄さん「知らない・・・知らないんだ・・・」

黄泉「ある人とは誰だ。外見から口調まで覚えていることを全て話せ」

ルミナスお兄さん「そ、それh――ぐああああああああ!!」

マスター・オブ・バックグラウンド「・・・!!」

閃「何が起きた!?」

黄泉「死んでる・・・恐らく何らかの能力で口封じをさせられたのだろう・・・」

閃「なぁ、DCIってなんなんだ?ファイナルズは・・・ただの大会じゃないんだろう?」

黄泉「察しがいいのね。いいわ。私が知ってることを教えてあげる。これから起きる事に協力してくれたらね」

閃「これから起きること?」

黄泉「あなたの実力はここ数日観察させてもらった。ファイナルズ参加者が絞られ間もなく第二段階に入る。そのためにはお互い協力した方がいいの」

閃「第二段階?」

黄泉「そう。まもなく始まる特殊バトル。その名も『チームスタンダード』」

閃「なんだって!?」


次回予告

多人数戦のヘイトによる絶体絶命の危機を黄泉の登場で凌いだ閃!そんな彼に告げられた「チームスタンダード」という特殊ルール!そして「DCI」とは一体何なのか!?かつての最凶の敵に協力を仰ぐブラッディボルトの目的とは!?ファイナルズは佳境へと突入する!次回バトルギャザリンガ―閃第七話『乱戦!?チームスタンダード』の巻!!来週も・・・レールガンが全てを貫く!!


よくわかるMTGルールその6「多人数戦」
マジックは普通1:1で行うが、多人数で戦うことも出来る!敵と一時結託してもう一人の敵を倒すなど交渉力が試されるぞ!やるなら菓子折りは必須だ!


続き
http://warpworld.diarynote.jp/201405191701527835/

コメント

LED
2014年3月26日9:30

はや wwwwwwww

めぐすけ@ゆるふわ
2014年3月26日10:04

めぐすけさんはいつだって有言実行

LED
2014年3月26日11:13

> マスター・オブ・バックグラウンド「ぐあああっ!」

強請で味方にもダメージ入ってるwwww

めぐすけ@ゆるふわ
2014年3月26日11:15

ただの多人数戦だからダメージはきっちり入るんですな!

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